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[世界戦発表]2018.10.10

亀田和毅が待望の世界戦!

亀田和毅が2階級制覇を目指す
 WBC(世界ボクシング評議会)Sバンタム級2位の亀田和毅(協栄)が10日、都内で会見を開き次戦を発表した。亀田は11月12日(月)に後楽園ホールで開催される「TFC.3ファイトクラブ」のメインイベントで同級1位のアビゲイル・メディナ(ドミニカ共和国/スペイン)とWBC世界Sバンタム級暫定王座決定戦を行う。暫定王座は正規王者のレイ・バルガス(メキシコ)が肩の負傷で戦線離脱し、設置された。約3年2ヶ月ぶりに世界戦のリングに上がる亀田は「3年待っていよいよきたチャンス。しっかり勝って2階級制覇したい」と意気込みを口にした。
日本での世界戦は約5年ぶり
 亀田は念願の世界戦に胸を躍らせていた。2015年9月に米国テキサス州でジェイミー・マクドネル(英)の持つWBA世界バンタム級王座に挑戦して以来の世界戦に、「ノンタイトル戦を重ねている間も、世界戦の交渉はしてもらっていたが、なかなか決まらなくてずっと待っていた。ようやくチャンスがきたのでベルトを獲ります」と拳を握った。
今が一番良い状態
 相手のメディナは、24戦19勝(10KO)3敗2分のオーソドックススタイルの30歳。2008年10月にデビューし現在、欧州Sバンタム級王座を4度防衛、2013年12月のジェイミー・マクドネル戦以降10連勝と好調をキープしている。遠い距離から飛んでくる右のオーバーハンドと、チャンスに一気に畳みかける爆発力が武器だ。YouTubeで数戦見たという亀田は、「身長は同じくらいでパンチのある選手」と印象を語ると、「プレッシャーをかけて得意のスピードと最近はついているパワーで倒せると思う」と自信を示した。
和毅が勝てば3兄弟で複数階級制覇となる
 会見に同席した亀田興毅TFCイベントプロデューサーは、「世界戦にこぎつけるまで長かったが、無事に決まってホッとしている。和毅は実力があるので勝利を確信している。亀田家、ここにありという試合を見せてほしい」と期待を寄せた。
バルガスにも雪辱したい
 この試合に勝つと、正規王者のバルガスと王座統一戦が濃厚。バルガスとは、アマチュア時代に対戦し、判定で涙を飲んでいる。「アマでの敗戦はこの試合だけなので借りを返したい。待っておけよという気持ち」と闘志を燃やした。