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[国民体育大会]2018.10.9

優勝・大阪の宇佐美が高校6冠制覇

他県を大きく突き放した大阪
 8日、福井県産業会館では、第73回国民体育大会(福井しあわせ元気国体)のボクシング競技・決勝戦が行われ、大阪が総合優勝として「天皇杯」を獲得した。その少年チームで貢献した宇佐美正パトリック(興国高)は高校6冠王となった。また、「皇后杯」を決する成年女子フライ級では河野沙捺(近畿大)が優勝。来年度の『いきいき茨城ゆめ国体』は水戸桜ノ牧高等学校常北校体育館で開催される予定だ。
準決勝での宇佐美
 閉会式後に宇佐美は「決勝の相手はインターハイの決勝でも戦うはずだった1年生だけど、ハートの強い選手だった。大学に入ったら肉体を強化してオリンピックを目指していきたい」とコメントした。
絶好調の晝田を退けた河野
 河野の決勝戦は、これまで「国体全勝」だった和田まどか(福井県スポーツ協会)やカザフスタン大統領杯優勝の並木月海(自衛隊体育学校)を退けてきた晝田瑞希(自体校)を相手に、初回を取られたが、中盤から優勢に進めて優勝。「相手は勢いに乗っていたけど、物怖じしないことと連打を心がけて戦った。(晝田には)準決勝までの疲れもあったと思う」と謙虚に語った。
決勝は満員だった
 各級の優勝者は次のとおり。

[成年女子]
フライ級
優勝:河野沙捺(静岡=近畿大)
準優勝:晝田瑞希(岡山=自体校)

[少年男子]
ピン級
優勝:荒竹一真(鹿児島=鹿屋工業高)
準優勝:小川翼(岐阜=岐阜工業高)

ライトフライ級
優勝:田中将吾(大阪=浪速高)
準優勝:高見亨介(東京=駿台学園高)

フライ級
優勝:梶原嵐(広島=崇徳高)
準優勝:平塚駿之介(栃木=作新学院高)

バンタム級
優勝:穴口一輝(奈良=芦屋学園高)
準優勝:落合壱星(愛媛=新田高)

ライト級
優勝:堤麗斗(千葉=習志野高)
準優勝:木谷陸(大阪=泉尾高)

ライトウェルター級
優勝:高橋麗斗(千葉=沼南高)
準優勝:内村源斗(鹿児島=鹿屋工業高)

ウェルター級
優勝:宇佐美正パトリック(大阪=興國高)
準優勝:黒田丈二朗(広島=崇徳高)

ミドル級
優勝:須永大護(東京=駿台学園高)
準優勝:時吉樹(宮崎=日章学園高)
24歳で藤田は悲願の初V
[成年男子]
ライトフライ級
優勝:柏崎刀翔(福井=福井南特別支援学校教員)
準優勝:重岡優大(熊本=拓殖大)

フライ級
優勝:林田翔太(和歌山=和歌山県庁)
準優勝:飯村樹輝弥(東京=日本大)

バンタム級
優勝:村田昴(和歌山=日本大)
準優勝:佐々木康太(岩手=ALSOK岩手)

ライト級
優勝:藤田健児(岡山=自体校)
準優勝:木村蓮太朗(静岡=東洋大)

ライトウェルター級
優勝:秋山佑汰(埼玉=自体校)
準優勝:冨田真広(静岡=中央大)

ウェルター級
優勝:金城大明(埼玉=自体校)
準優勝:日野魁人(愛媛=関西大)

ミドル級
優勝:梅村錬(岩手=拓殖大)
準優勝:田中裕也(鹿児島=駒澤大)

ライトヘビー級
優勝:但馬ミツロ(福井=福井県スポーツ協会)
準優勝:ジュリアン・ジョンソン(沖縄=沖縄水産高・教)