[メキシコ情報]2018.10.7
ルイス・ネリが復帰戦
ルイス・ネリ(メキシコ)
前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ)が6日、メキシコ・バハカリフォルニア州ティファナでWBCシルバー・バンタム級王座決定戦に出場し、元世界ランカーのジェイソン・カノイ(比)と対戦した。
ネリが新チャンピオン
初回からネリの強打が爆発すると、ジャブから左のロングフックで先制のダウンを演出。しかし、距離感が悪くフィニッシュにつなげられない。3回、ネリは左アッパーでダメージを与えると、左右フックを浴びせて2度目のダウンを奪った。立ち上がったカノイは懸命にパンチを返すが、ネリは容赦ない連打を繰り出しレフェリーストップを呼び込んだ。タイムは3回2分44秒。新王者に就いたネリは27戦全勝(21KO)、カノイの戦績は38戦27勝(19KO)8敗2分となった。
ジョニー・ゴンザレス(メキシコ)
メキシコ・メキシコシティでは、元2階級制覇王者でWBC世界Sフェザー級4位のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が、WBC中南米同級タイトルマッチに出場し、挑戦者で元WBC世界Sフライ級王者のトマス・ロハス(メキシコ)と対戦した。2回、ゴンザレスは左フックが好打しペースを握ると、3回には左フック、右ストレートでバランスが崩させた。4回はサウスポーロハスのジャブが決まるが、偶然のバッティングでロハスに減点が課せられる。5回もロハスの右フック、左ストレートがヒット。6回、ゴンサレスの左フック、右ストレート左フックを決めて動きを止める。9回、公開採点でリードをしているロハスが待ちのボクシングで要所でパンチをヒット。最終回は逆転を狙うゴンサレスがプレスをかけて攻め立てたが、ロハスが耐えて試合終了のゴングを聞いた。114-113、114-114、116-112でロハスが判定勝ちで新王者に就いた。4度目の防衛に失敗したゴンサレスは、77戦66勝(54KO)11敗、番狂わせを演じたロハスは67戦50勝(33KO)16敗1分。