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[試合後談話]2018.10.6

挑戦権をかけて中谷潤人と小坂駿が激突!

若手対決!軍配は?
 日本フライ級王座挑戦者決定戦が6日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで行われ、日本級1位の中谷潤人(M.T)と日本同級2位の小坂駿(真正)が拳を交えた。試合は長身サウスポーの中谷がワンツーで攻め立てるのに対し、小坂が冷静に反応した。
中谷が挑戦権を獲得
 中谷が積極的な攻撃を見せるが、小坂も打ち終わりに右フックを狙った。しかし、中谷の正確なパンチが顔面を捉えだすと、ボディにもパンチを打ち込み主導権を握った。距離を詰めて戦いたい小坂だが、相手の懐の深さに流れを変えられず。中盤以降、中谷が多彩なコンビネーションでダメージを与え、7回に左ストレートでダウンを奪った。立ち上がった小坂は懸命にパンチを繰り出したが、中谷が有効打を決めた。
反省の多い試合だった
 デビューからの連勝を17に伸ばした中谷だが、「パンチは当たっていたので、もっと早い回で倒せないとダメだった。対応が遅れてしまった」と浮かない表情。来年のチャンピオンカーニバル出場を決めた中谷は、「これで挑戦権を手にしたので、まずは日本王座を獲って世界を目指します」と飛躍を誓った。
インファイトのアッパーが強かった
 一方、最後まで粘りを見せた小坂は、「向き合って距離の遠さを感じた。後半、会長に前に出ていくように言われたが、行ききれなかった」と唇を噛んだ。