[試合後会見]2018.9.25
京口紘人がパワーアップ!
階級を上げた京口が魅せた!
前IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)が25日に後楽園ホールで開催された「ガッツファイティング」のメインイベントに出場。Lフライ級10回戦でWBA世界Lフライ級6位のチボ・モナベサ(インドネシア)と対戦した。階級を上げた京口は、無敗の世界ランカーを相手に初回から積極的に攻め立てた。
豪快に倒した
京口がプレスをかけて左ボディを好打。技巧派サウスポーのモナベサは強気に打ち返すが、京口は右ストレートをボディにヒットすると的確にパンチを打ち込んだ。3回、京口はカウンターの左フックで先制のダウンを演出。4回にも狙いすました左フックで倒すと、辛うじて立ち上がったモナベサに左アッパーをねじ込み試合を終わらせた。
必ず2階級制覇する
多くの報道陣に囲まれて会見に臨んだ京口は、「左フックで倒したのは初めてだったのでこんな感じなのだと思った。相手はディフェンスが上手く、ワンテンポ遅れてくるワンツーが見えにくかった。ダウンを奪った後も目が死んでいなく良い選手だった。無敗の選手を倒しこの階級でもできると自信がついた」と手応えを掴んでいた。
第1ターゲットはIBF王座
会見に同席した渡辺均会長は、「チャンスがあればどのチャンピオンでも挑戦させたい」と明言。気になるターゲットは、10月21日にフィリピン・マニラで同級1位のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)と同級3位のランディ・ペタルコリン(比国)の間で争われるIBF同級王座決定戦の勝者。ワタナベジム陣営は「王座決定戦から大晦日まで2ヶ月しかないので試合を受けてくれるかわからない」と前置きした上で、「その勝者に挑戦させたい」と話した。京口は「できるだけ早くベルトを獲って、来年にはWBC王者の拳四朗さんと統一戦がしたい」と決意を口にした。
悪いタイミングでパンチを浴びた
一方、力の差を見せつけられ敗れたモナベサは、「まだ戦えたがダメージがあるように見えたのかもしれない。最後は見えない角度でアッパーをもらってしまった」と初黒星にショックを隠し切れず、言葉少なに会見を締めた。
採点表