ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2018.9.25

今週の海外注目試合

サウジアラビアでWBSS・Sミドル級決勝!リナレス復帰戦も!
 今週の海外注目試合は9月28日サウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥラ・スポーツ・シティで開催される「WBSS(ワールドボクシング・スーパー シリーズ)シーズン2」Sミドル級の決勝戦! WBA(世界ボクシング協会)Sミドル級スーパー王者のジョージ・グローブス(英国)とWBC(世界ボクシング評議会)同級ダイヤモンド王者のカラム・スミス(英国)の世界統一戦。そして同じく28日に米国・カリフォルニア州オークランドで行われるIBF(国際ボクシング連盟)世界Sフライ級タイトルマッチ、王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)vsIBF同級14位アレハンドロ・サンティアゴ・バリオス(メキシコ)。そして29日(日本時間30日)前WBAライト級王者のホルヘ・リナレス(帝拳)の復帰戦が米国・カリフォルニア州インディオで行われる。
ジョージ・グローブスvsカラム・スミス
 グローブスの左肩の怪我による手術のため、同時に開催されていたクルーザー級より遅れて開催が決まったWBSS・Sミドル級決勝戦。これまで様々な地域でトーナメントを開催していたWBSSは、英国人対決となるブローブスとスミスの統一戦をサウジアラビアのジッダにセットした。厳格なイスラム教信仰国のサウジアラビアにあって、当日はアルコールの販売やリングサイドを彩るラウンドガールなどは行われないと言われている。
サウジアラビア開催に対し両英国人王者の気持ちは?
 WBAスーパー王者のグローブスはサウジアラビアの試合について、「自分の妻はリングサイドで観戦できるのか?」とプロモーター側に確認するなど、通常と異なるイベントに対し注意を払っている。しかし、「新しい場所での新たな挑戦は、みんなにとって素晴らしい経験となるだろう」と受け入れているようだ。一方のWBCダイヤモンド王者のスミスは「多くの英国人ファンが望むように、できれば英国でやりたかった」と素直な気持ちを語っている。「様々な地域でイベントを行うことがこれから上手くいくのかは疑問に感じる」と言いつつも、「自分の準備は万全だ」と勝利を誓った。
アンカハスvsバリオス
 井岡一翔(米国)の米国デビュー戦で、日本でも再び注目されているSフライ級世界戦線の一角となるIBF同級タイトルマッチ。会場は米国NBAチャンピオン、ゴールデンステイト・ウォリアーズの本拠地オアクル・アリーナで開催となる。これが6度目の防衛戦となる王者アンカハスに対し、前戦を敵地で引き分けた挑戦者バリオスがチャンスに懸ける。当日はトップランク社のプロモート、ライブストリーミングサービスのESPN+で放映予定となっている。
リナレス、4階級制覇に向けて!
 5月にニューヨークで行われたワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との名勝負に敗れてなお評価を上げたリナレスの復帰戦はSライト級10回戦として挑む。対戦するのはプエルトリコからの刺客アブナー・コット。ここまで26戦23勝(12KO)3敗の戦績で敗れた3敗はいずれも後の世界王者というタフな相手となった。新たな目標である4階級制覇を目指すため、ベネズエラの至宝"エル・ニーニョ・デ・オロ"が再びリングに上がる!

*リナレスの復帰戦はWOWOWメンバーズオンデマンドで9月30日(日)午前11時より先行ライブ配信。翌日の10月1日(日)午後9時にWOWOWライブで放映される。