ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2018.9.13

今週の海外注目試合

ラスベガスでGGGvsカネロ2! 前日には岡田も西海岸で登場!
 今週の注目試合は9月15日(日本時間16日)に米国・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるWBA(世界ボクシング協会)スーパー・WBC(世界ボクシング評議会)世界ミドル級タイトルマッチ。王者ゲンナジー"GGG"ゴロフキン(カザフスタン)vs挑戦者サウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)の今年最大級のビッグマッチだ! さらにアンダーカードでは元4階級制覇王者のローマン"チョコラティート"ゴンサレス(ニカラグア)の復帰戦、次世代のスター候補WBO(世界ボクシング機構)Sウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)も登場する。そして14日(日本時間15日)には米国・カリフォルニア州で日本の岡田博喜(角海老宝石)が米国デビュー戦を迎える!
今年最大のビッグマッチ!
 本来ならば今年5月に決行されるはずだった両者の対戦。しかしアルバレスの禁止薬物による試合キャンセルにより、初戦の後味の悪いドロー判定と相まみれ、ゴロフキンの怒りが爆発した。一時は再戦交渉が決裂寸前にまで迫るも、報酬面でなんとかアルバレスとゴールデン・ボーイ・プロモーションが歩み寄りをみせ10月15日に決定。その後も激しい舌戦を繰り広げながら、互いにモチベーションを上げていった。そして11日(日本時間12日)米国・ラスベガスのMGMグランド・ホテル&カジノに両雄が到着。ファンの熱狂的な出迎えを受け、早くもビッグマッチ特有のお祭りムードに。両者ともにKO宣言を出しているも大方の予想では、前戦と同じく判定まで、もつれるだろうとみられている。KO決着があるとすれば、王者のプレス、挑戦者のカウンターがカギとなりそうだ。
9.15 べガスは豪華アンダーカード
 さらにSフライ級10回戦でゴンザレスが再起戦を行う。相手はWBC世界フライ級5位のモイセス・フエンテス(メキシコ)。ロマゴンにとっては約1年ぶりのリングで、WBC世界Sフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)に喫した連敗からの復活を目指す。一方、フエンテスにとっては、前WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅)に挑戦して以来の再起戦となる。
 さらにWBO世界Sウェルター級タイトルマッチ、王者ムンギアが同級4位のブランドン・クック(カナダ)を相手にV2戦。元IBF(国際ボクシング連盟)世界ミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ)も出場。特大メインを中心とした完売必至のイベントに、アンダーカードのスター選手たちが花を添える。
カリフォルニアで岡田の米国デビュー戦&Sライト級世界戦!
 GGGvsカネロ2の前日には、米国大手プロモーションのトップランク社と3年間、3試合の契約を交わした岡田が米国デビュー戦を迎える。相手は変則ボクサータイプのクリスチャン・ラファエル・コリア(アルゼンチン)。試合はSライト級10回戦で行われるが、この日メインのWBC世界同級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)に挑むアントニオ・オロズコ(米国)が計量失格した場合、岡田が挑戦者に抜擢される運びになっている。岡田にとっては、今後の米国内で世界を目指すために負けられない、内容も問われる一戦となる。