[海外試合結果]2018.9.9
カーン復帰第2戦目結果
アミール・カーンvsサムエル・バルガス
英国・バーミンガムのアリーナ・バーミンガムで8日(日本時間9日)、元世界王者のアミール・カーン(英国)が、WBA(世界ボクシング協会)ウェルター級9位のサミュエル・バルガス(コロンビア)を相手に復帰第2戦目となるウェルター級12回戦に臨んだ。カーンは前日計量で体重をオーバーしたが、下着を脱いで再度秤に乗りウェルター級リミットの66.6kgでパスしていた。
初回、カーンはプレッシャーをかけてくるバルガスを相手に多彩なパンチで距離を保つ。続く2回、右ストレートでダウンを奪ったカーンはさらに詰めていくが、バルガスも応戦し、終了間際には逆に右ストレートでダウンを奪い返した。3回、カーンは体勢の崩れたバルガスにパンチを合わせダウンを追加。その後はアウトボクシングに切り替えペースを掴んだ。カーンは10回にフックを顎にもらい危ない場面もあったが乗り切った。判定は119-108、119-109、118-110の3-0の判定で復帰第2戦を勝利で飾った。
勝利後のインタビューでは、元スパーリングパートーナーでもあったWBA世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオ(比)との対戦をしきりにアピールした。英国では元世界王者のケル・ブルック(英国)との英国人対決の声もあがっている。今後の展開が楽しみな英国スター選手カーンの戦績は37戦33勝(20KO)4敗。またダウンを奪い、あわやの場面も作り出すも、結果に結びつけられなかったバルガスは35戦29勝(14KO)4敗2分となった。