[公開練習]2018.9.6
アローヨ「中盤には決着がつく」
マック・ウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)
WBC(世界ボクシング評議会)シルバーSフライ級王者でWBC・WBO(世界ボクシング機構)世界Sフライ級3位のマック・ウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)が5日(日本時間6日)、米国カリフォルニア州サンタモニカのワイルドカードジムで公開練習を行った。3日後に開催される「Super fly3」で世界3階級制覇王者の井岡一翔(米)と対戦するアローヨは「イオカは偉大なチャンピオンだ、だから倒し甲斐がある」と不敵な笑みを浮かべた。
キレのある動きを見せた
サンドバッグ打ちとロープ飛びを合計6ラウンドこなしたアローヨは「イオカは3階級制覇している偉大なチャンピオンだ。アメリカで初めての試合だと聞いて対戦できるのを誇りに思う」と最大限の敬意を表した。しかし、話好きなプエルトリカンのアローヨは「ここ(アメリカ)は俺の戦場だし、スーパーフライ級で世界にいくのは簡単なことではないことを教えてあげるつもりだ。日本のファンにも私を覚えてもらいたい」と流暢な英語で語った。アローヨの保持するWBCシルバータイトルがかかることを尋ねると「タイトルは関係ない。ただ、この試合に勝つと世界戦が近づくと思う」と興味を示さなかった。
アンソニー・ゴメストレーナー
アンソニー・ゴメストレーナーは「イオカはトータルで良いボクサーだが、アローヨのパンチやスタミナについてこれないだろう。中盤には決着がつく」と自信のコメントを残した。
トム・ロフラープロモーター
「Superfly3」を企画運営する360プロモーションのトム・ロフラー氏は「井岡のために日本からわざわざこれだけのメディアが取材に来てくれてうれしい。彼(井岡陣営)らからこの試合への売り込みがあったことは確かだが、彼の実績ならアメリカでも成功すると私が判断した。彼の今後を楽しみにしている」と期待を寄せた。