[試合結果]2018.8.26
ベルトランVSペドラサ
右:ベルトランの初防衛戦
WBO(世界ボクシング機構)ライト級タイトルマッチが25日(日本時間26日)、米国・アリゾナ州のグレンデール・ヒラ・リバー・アリーナで行われ、王者のレイムンド・ベルトラン(メキシコ)が指名挑戦者のホセ・ペドラサ(プエルトリコ)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
挑戦者のボクシングが冴えた!
地元の声援を受けるベルトランは、序盤からプレッシャーをかけるが、ペドラサはスイッチしながら軽快なアウトボクシングでペースを握る。中盤、ベルトランは圧力を強めて、次第に挑戦者との距離を縮めた。しかし終盤に入ると再びペドラサはジャープなジャブ、ストレートで盛り返すと、11回に試合を決定づける場面を演出する。インサイドに入り込もうとするベルトランに対し、サウスポースタイルからクイックモーションで左アッパーをねじ込みダウンを奪った。12回は懸命に前進する王者だが、ペドラサに押し込まれ試合終了。3-0(117-110×2、115-113)の判定でペドラサが2階級制覇を達成した。
ペドラサは12.1のロマチェンコとの統一戦へ
新王者となったペドラサの次戦は、以前から計画されている12月1日、米国カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでWBA(世界ボクシング協会)ライト級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との王座統一戦が濃厚となりそうだ。Sフェザー級に続き世界王座を獲得したペドラサの戦績は26戦25勝(12KO)1敗。一方、初防衛に失敗したベルトランは45戦35勝(21KO)9敗1分となった。