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[試合後談話]2018.8.20

日本女子王座戦は激しいペース争い

激しく打ち合った
 日本女子アトム級タイトルマッチが20日に後楽園ホールで開催された女子イベント「Victoriva.Vol2」のセミファイナルで行われ、王者の鈴木奈々江(26=シュウ)が荒瀬あかり(36=ヨシヤマ)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
ベルトを守り号泣した
 序盤は挑戦者の荒瀬が積極的な攻撃でポイントを連取。しかし、3回から鈴木は持ち前の馬力を活かし前に出てボディ攻撃で反撃した。ペースを奪い返した鈴木はその後もプレスをかけて攻勢。最大4ポイント差をつけ初防衛に成功した。
セコンドのおかげで勝てた
 初防衛のプレッシャーがあったことを明かした鈴木は「足を使って戦おうと思ったが、緊張して動きが硬かった。途中、セコンドから先に手数を出していこうと聞いて前に出ることができた」と試合を振り返った。試合後、この日のデビュー戦で葉月さな(YuKO)に判定勝ちし、日本ランク入りを濃厚とした松田恵理(TEAM10COUNT)から挑戦状が出された。「こんな私に挑戦してくれるなんて驚いています」と即答はしなかったが、「秋田屋さん(秋田屋まさえ=ワイルドビート)が受けてくれるならOPBF王座も狙ってみたい」と2本目のベルトに意欲を示した。