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[会見]2018.8.13

米国デビューの岡田博喜、世界戦に繰り上がる可能性も

米国初戦は世界戦に変わるかも
 先日、米国有力プロモーターのトップランク社と3年間、年3試合の契約を結んだことが発表されたWBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の岡田博喜(28=角海老宝石)が13日、この件に関して都内のジムで会見を開き、正式に契約締結したと報告した。
岡田のマネージャーを買って出た小國以載
 すでに米国進出の初戦も決定。9月14日(日本時間15日)に米国カリフォルニア州、セーブマートアリーナでクリスチャン・ラファエル・コリア(35=アルゼンチン/27勝11KO6敗2分)とスーパーライト級10回戦を予定しているが、同イベントのメインにセットされているWBC世界同級タイトルマッチ、王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)対同級3位アントニオ・オロズコ(米)で、計量失格の常習犯オロズコが棄権した場合は、WBC9位の岡田が代役に抜擢されると明かされた。
この急展開にも岡田は動じず
 これについて岡田は「そうなればこのチャンスを何としてもモノにする。タイプが違うコリアとラミレスのどちらに決まってもいいように準備を進める」と話し、仮にファイタータイプのラミレスに挑むことになっても、「僕よりも(前日に挑戦者が変わる)ラミレスの方が嫌なはず。そこを突いてやる。ロスでの合宿で、ラミレスのスパーリングを見たことがある。強かったが決して届かない相手じゃない。僕の左ジャブは世界で通用する」と自信を示した。
岡田の左は世界でも通用する!
 また、初の海外戦は緊張するかの問いに、「もちろん緊張はするが、チケットを売ることを気にしなくてよい分、精神的にも楽」と笑顔で答え、「少しでも面白い試合をしたい。向こうはバカみたいに打ち合えばウケが良い」とショーマンシップを意識した。
面白い試合をしてファイトマネーをつり上げる!
 中量級の人気が高い米国なだけに、100万ドルのファイトマネーも決して夢ではないが、「最初は一試合一千万円を目標に、五千万円を稼げたら辞めてもいい」と、人生が変わるかも知れない次戦を前に現実的なコメント。それでも「ボクシングほど気持ちと気持ちをぶつけられるスポーツはない。やるからにはトップを目指す」と、ボクシングの本場で名を挙げていく決意を固めた。
 この一年で世界を強く意識し出した矢先のビッグチャンス! 運も味方した岡田の活躍に期待したい。