[試合後談話]2018.8.10
力石政法が後楽園ホール初見参!
力石が序盤からペースを握った
中部期待のホープ、力石政法(24=緑)が10日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテスト・ボクシング.31」のメインイベント、60.0kg契約8回戦でインドネシアランカーのエギー・ロズデン(30)と対戦した。4戦目で後楽園ホール初登場となったサウスポー力石は、初回からキレのあるジャブを決めた。
力石が快勝した
2回、ロズデンが左右フックで攻め立てたが、力石は冷静な試合運びを見せると左カウンターを直撃させダウンを演出。立ち上がらないロズデンに10カウントが数え上げられた。
後楽園ホールの雰囲気は独特だった
再起戦を勝利で飾った力石だが「もっと長いラウンドを戦いたかった。動きが硬く不完全燃焼です。前半はボディを狙い、後半仕留める作戦だったが、今日は良いところが少なかった」と厳しい言葉が口を突いた。4月に元日本王者の坂晃典(仲里)との冒険マッチでKO負けを喫し涙を飲んだ力石は、「来年の今頃にまた対戦したい。ライト級の方が適していると思うが、坂選手と戦うまではスーパーフェザー級で戦う」とリベンジを誓った。
目標は兄弟で世界王者
また、兄であり、この日セコンドに就いたWBC世界フライ級33位の矢吹正道(26)は「今日の出来は30点かな。スパーリングだと良いのだが、試合で出さないと意味がない。自分も同じ課題なので修正していきたい」と手厳しかった。矢吹は次戦、9月29日(土)に後楽園ホールでWBA世界ライトフライ級10位のダニエル・マテヨン(キューバ)と対戦する。「相手はアマチュアで300戦しているだけあり強いが、自分のボクシングをしたら負けない」と世界ランカー撃破に自信を示した。
漫画「あしたのジョー」が好きで、主人公の矢吹丈とライバル力石徹の名前をリングネームにした兄弟ボクサー。今後の活躍に期待したい。
漫画「あしたのジョー」が好きで、主人公の矢吹丈とライバル力石徹の名前をリングネームにした兄弟ボクサー。今後の活躍に期待したい。