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[試合後会見]2018.8.9

小原佳太のリベンジマッチ

4ヶ月ぶりの直接再戦を制したのは?
 前WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の小原佳太(31=三迫)が9日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに出場。王者のアルビン・ラガンベイ(23=比)の持つベルトに挑戦した。前回KO負けを喫した小原は借りを返すことができたのか――。
小原が王座に返り咲き
 前回のサウスポースタイルからオーソドックスに変えてきたラガンベイに対し、挑戦者の小原は足を使いジャブを繰り出し慎重な試合運びを見せるとラウンド終盤、小原のジャブでラガンベイは尻もちをついた。2回、ラガンベイは距離を詰めて襲いかかったが小原はワンツーを好打。すると3回、サウスポーにチェンジしたラガンベイに対し、小原は右ストレートでグラつかせると連打で畳みかけレフェリーストップに持ち込んだ。
今回は完全に左フックを封印した
 リベンジに成功しベルトを取り戻した小原は「もう一度戦って勝つことだけを考えていた。良いパンチが当たったら効いた表情を見せていたので一気に攻めた。正直なところラガンベイの持つWBO世界ランキングが欲しかったが、こうしてベルトを手にするとホッとする」と喜びに浸った。
海外でも試合をしてみたい
 会見に同席した三迫貴志会長は「相手は前回よりスピードがあり、チャンピオンになったことで自信もつけていた。綿密に作戦を立ててきたようだが、今日の小原は右のガードがしっかりしていて、試合を見ていて成長を感じた。世界に向けてもう一度スタートを切れたと思う」と2度目の世界挑戦に万全のサポートをすると語った。
採点表