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[試合結果]2018.8.5

コバレフvsアルバレス、ピボルvsチレバン

WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ
 8月4日(日本時間5日)米国・アトランティックシティのハードロック・ホテルでWBO(世界ボクシング機構)世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者のセルゲイ・コバレフ(35=ロシア)対同級8位で元オリンピアンのエレイデル・アルバレス(34=コロンビア)、セミファイナルではWBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級タイトルマッチ、王者デミトリー・ビボル(27=キルギスタン)対挑戦者12位アイザック・チレバン(30=マラウィ)が行われた。
アルバレスが逆転KOで新王者!
 試合は両者ともにジャブから入るも、4回に左ボディ顔面へのダブルを決めてコバレフの強打が試合の流れを作った。しかし5回にはアルバレスも左フックでコバレフに対抗。王者も負けじと左フックで応じ激しいパンチの交換を見せた。6回中盤にはロシア人がコロンビア人に強烈な右を決めてページを維持した。しかし迎えた7回、アルバレスがロングレンジからの右で起死回生のダウンを奪った。その後も左右の連打で追撃のダウンを奪うと、さらにもう1度倒してレフェリーストップを呼び込んだ。アルバレスが番狂わせの7回2分45秒TKO勝ちで王座を奪取した。アルバレスは過去にWBC王座挑戦権を手に入れるも世界戦に結びつかなかったが、今回は不利の予想を覆し世界初挑戦で王者に輝いた。
ビホルが5度目の防衛に成功
 セミファイナルのWBAライトヘビー級タイトルマッチは序盤から王者のビホルが流れを掴んだ。パワーをみせつける王者に対し、挑戦者のチレバンは左ジャブを軸に反撃を試みる。しかしビホルは最後まで自分のペースで進めて試合終了した。王者が3-0(120-108,120-108,116-112)の判定で5度目の防衛を果たした。