[試合後談話]2018.8.5
大阪で日本Sフライ級の激闘
杦本健太とダイナミック健次
OPBF東洋太平洋スーパーフライ級11位で日本同級16位のダイナミック健次(大鵬)が5日、大阪市内のエルシアターで開催された「CHAMPION'S ROAD.63」のメインイベントで日本スーパーフライ級21位の杦本健太(明石)とスーパーフライ級8回戦で激突した。乱打戦が予想されるこの試合、勝利の女神が微笑んだのは――。
会心のKO勝利に笑顔を見せた
試合は、予想通りの乱打戦となったが、パンチ力に自信のあるダイナミックがパワーで杦本をねじ伏せた。開始から、接近する両者はボディの打ち合いとなる。ダイナミックはワンツーから左ボディ・左アッパーをヒット。対して、杦本は中盤、左右のボディから右アッパーで応戦してみせた。すると5ラウンド、ダイナミックの右を決めて後退させると、好機にラッシュを仕掛けてレフェリーストップを呼び込んだ。
ダイナミック健次
試合後、ダイナミック健次は「2ラウンドで倒し切りたかったですね」と前半のチャンスをモノにできなかったことを悔やんだ。「KO負けの少ない粘る選手だとはわかっていたので、気持ちで上回るように考えていました。最後はKOで決められて良かったです」と安堵の表情を見せた。今後については「会長の指示に従います。タイトル戦ならタイトル戦で、必ずチャンスはモノにします」と拳を握った。
大鵬健文会長
大鵬健文会長は「タフな相手なのはわかっていたので、勝ち切ってくれて良かったな」と笑顔を見せた。「ランキング次第やけど、次は日本タイトルを狙います」と標的は日本王座だと意気込んだ。
まだまだ頑張りますと杦本
一方、悔しい敗戦となった杦本は「ちょっとボクシングのスタイルを変えたんですが、僕はやっぱりがむしゃらにいく方が向いていますね。まだまだ頑張ります」と前を向いた。