9.8 NYで正式決定!ガルシアvsポーター

　前王者キース・サーマン(29=米国)が負傷により返上したWBCタイトルをサーマンに破れた者同士が争うことになった。サーマンと最初に対戦したのはポーターだった。2014年8月にケル・ブルック(英国)に2-0の判定負けでIBF(国際ボクシング連盟)同級王座を奪われるも、2015年6月にエイドリアン・ブローナー(米国)に競り勝ち復帰をはたした。そして2016年6月、バークレイーセンターでサーマンのWBA(世界ボクシング協会)同級タイトルに挑んだポーターは、馬力のある攻めで拮抗した試合展開を作ったが、ジャッジはいずれも2ポイント差でサーマンを支持した。

　一方、ガルシアとサーマンは2017年3月、バークレイセンターで拳を交えた。当時WBC王者のガルシアはWBA王者のサーマンと王座統一戦に臨んだ。ガルシアはスーパーライト級時代を含め33戦全勝(19KO)無敗と確実にトップへの階段を駆け上がっている最中だった。1万6500人以上の観衆が見守るなかで始まった王座統一戦は、サーマンの左右フックにガルシアがボディで対抗。判定は割れ、サーマンの手が挙がった。

　今年2月にブランドン・リオス(米国)をKOで仕留め、復帰をはたしたガルシアとアンドレ・ベルト(米国)、エイドリアン・グラナドス(米国)を破り、復帰後2連勝中のポーター。試合の模様は米国ケーブルテレビ局のShowtimeが放映。プロモートはPBCとなっている。