[ニュース]2018.7.21
ワールドスポーツジムがリニューアル!
竹の塚駅東口から徒歩1分とアクセス良好
斎田竜也会長(44)が率いる東京・竹の塚のワールドスポーツジムが建て替えられ、21日に落成式が執り行われた。新ジムはイメージカラーのオレンジを基調とした外観の7階建てで、受付が置かれた3階および4階の2フロア、計80坪がトレーニングルームとして使用され、各階にそれぞれリングを完備。5階にはなんとジャグジー、サウナが付いた大浴場があり、6階より上は練習生のために寮と合宿所を備えたボクシングジムの常識を覆す豪華仕様だ。
会長こだわりの大浴場はまるで銭湯
アマチュア出身の斎田会長は大学を卒業後、大手企業に勤めていたが、30歳を前にジム経営を志し、周囲の反対を押し切り退職。現在は閉鎖された国際ジムでトレーナー修行をスタートさせ、5年後の2004年9月に現在の竹の塚でワールドスポーツジムを開設した。今年で15年目を迎える同ジムからは、全日本新人王3名、日本王者3名、東洋太平洋王者1名、そして女子世界王者1名が誕生し、その手腕は業界でも高く評価されている。
3階と4階にはリングが置かれている
さらに現在は、日本・アジア3冠王者でIBF世界スーパーウェルター級2位の井上岳志(28)、デビューから9戦全勝(9KO)を記録する日本ミドル級王者の竹迫司登(27)のツートップに加え、国際ジムから移籍した日本スーパーフライ級3位のユータ松尾(28)ほか、多くのプロ選手が在籍。今年惜しまれつつも引退し、現在は同ジムでトレーナーとして活躍する元IBF女子世界ライトフライ級王者の柴田直子さん以来、男子では初の世界チャンピオンを誕生させるのが、斎田会長の次の夢だ。
井上と竹迫によるスパーリングも披露された
そのトップバッターとして、まもなく井上がアメリカでIBF次期挑戦者決定戦に挑む。斎田会長は「日本人には難しい階級だが、記念で世界に挑むつもりはない。井上の変則スタイルは必ず世界でも通用する」と自信を示し、井上に続く竹迫についても「昨年までは半信半疑だったが、挑戦者決定戦、日本王座挑戦を見てあのパンチは本物だと確信した。これからが楽しみ」と期待を寄せた。
チーム斎田はこれからが楽しみ!
ジムでは老若男女が無理なく練習ができるよう、これまでも様々なコースを用意してきたが、新たな環境を手にした斎田会長はさらなる戦略を持って会員数増加を図ることだろう。これからの時代にマッチしたジム経営の、ひとつの見本となるよう期待したい。