[非公開練習]2018.7.14
木村翔 V2戦に向け充実のスパー!
木村翔が12Rのスパーリングを敢行
今夏にも2度目の防衛戦を予定するWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(29=青木)が14日、都内の所属ジムで12ラウンドのスパーリングを敢行。日が沈んだとはいえ30度を超える暑さの中で窓を締めきり、4人の若手選手を順に相手にした。
木村の左フックが炸裂
トップバッターを務めたのは、今月31日に東日本フライ級新人王戦を控える緒方初音(20=協栄)。開始から果敢に打ち合った緒方は、ワンツーで木村の体を丸めさせるなど善戦したが、強烈な左ボディを返されると後退。右腕でブロックするも下から上にとパンチをまとめられ、30秒のインターバルでは息を整えることもできず、終わった後は息も絶え絶えだった。
善戦した緒方も終了後は脱帽
世界チャンピオンと4ラウンドほど拳を合わせた緒方は、「中に入ろうと思ってもジャブで捌かれてしまうし、くっついても左ボディが強烈。来ると分かってガードしていても威力がありました」と脱帽。この後、木村はサウナ状態のジムでさらに3人の若手を相手にしたのだから驚きだ。
試合用シューズもこの日に慣らした
過去の世界戦の前にはタイで強化合宿を行ってきたが、今回はスケジュールが合わず断念。その分、ジム内でのスパーリングを増やし、すでに100ラウンドを消化した。疲れがピークに差し掛かり、本人的には動きとキレがいまひとつと納得がいかない様子だったが、「これだけやっているんだから相手が誰であろうとスタミナに不安はない」と自信を示した。発表が待たれるV2戦は、来週にも会見が開かれる見込みだ。