[前日計量]2018.7.12
赤穂亮が明日11ヵ月ぶりに復帰!
この男がいないとやはりリングが寂しい
前日本バンタム級王者の赤穂亮(横浜光)が明日13日、後楽園ホールで開催される「A-sign.Bee」のメインで11ヵ月ぶりのリングに上がる。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、赤穂はリミットの56.0kgをちょうどでクリア。対戦相手のロベルト・ウドトハン(比)は一回目を200gオーバーしたが、再計量でパスした。
ウドトハンは2回目の計量でパス
今年1月の防衛戦直前に体を壊し試合を棄権した赤穂は、その後王座を返上。復帰が伝えられたのは4月に入ってからだった。入院後2ヵ月間はまったく体を動かすことができず、本人は99%引退を決めていたそうだ。「プレッシャーから解放された反面、何もなくなったら物足りなさを感じていた」。そんな時に復帰を決断させたのが、兄貴分と慕う元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文氏の「本当にやりきったのか。お前はまだだろ」の励ましだった。その後、石井一太郎会長と話し合い現役続行の了解を得た赤穂は、今回の件であらためて周囲に支えられていると気づかされたという。
下田さんの言葉が胸に響いた
11ヶ月ぶりの計量を終えた赤穂は、感慨深げに「期間は短かったが全力で体を作ってきたので、明日は久しぶりのリングを楽しみたい」と話し、「今後はスーパーバンタム、フェザー級に上げるつもりだが、すべては明日の試合に勝ってから。赤穂亮がここからどう行動するのか見てください」と闘志をたぎらせた。
なお、本来のメインで予定されていたIBF世界スーパーライト級4位の近藤明広(一力)対クウエ・ピーター(大橋)のスーパーライト級8回戦は、ピーターの練習中の怪我により中止となっている。
なお、本来のメインで予定されていたIBF世界スーパーライト級4位の近藤明広(一力)対クウエ・ピーター(大橋)のスーパーライト級8回戦は、ピーターの練習中の怪我により中止となっている。