[試合後談話]2018.7.7
中谷潤人がタイトル戦へ猛アピール!
中谷が攻め立てた
WBC(世界ボクシング評議会)フライ級5位の中谷潤人(20=M.T)が7日、後楽園ホールで開催された「第575回 ダイナミックグローブ」のメインイベントに出場。フライ級10回戦でWBOアジアパシフィック・ライトフライ級10位のデクスター・アリメンタ(22=比)と激突した。前戦、世界ランカーを撃破し勢いに乗るサウスポー中谷がジャブで距離を測った。
中谷が圧勝した
中谷は2回、上下にコンビネーションを散らしペースを握ると、3回に右ボディで動きを止めた。最後は左ストレートを決めてダウンを奪うとダメージの深いアリメンタは立ち上がってこなかった。
勉強しながら勝つことができた
相手に付け入る隙を与えなかった中谷は「左ストレートを見せて、上下に散らして左を当てられたのが良かった。相手の心を折り勝つことができた。前回の課題は少しは出せたと思う」と自らの出来に及第点を与えた。
しっかりキャリアを積みたい
「試合を組み立てながら長いラウンドを戦う心のコントロールが課題」と語ると、「先輩の星野さん(星野晃規=23日に日本王座に挑戦)がタイトルに挑戦するが、自分も日本王座やチャンスがあればOPBF王座も狙っていきたい」と抱負を口にした。
今までで一番強かった
一方、見せ場を作ることができず敗れたアリメンタは「(中谷は)スピードがあってパンチが強かった。右ボディアッパーが効いた。間違いなく世界王者になるだろう」と力の差を認めた。