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[ニュース]2018.7.2

伊藤雅雪がロサンゼルスに出発

伊藤雅雪(伴流)が日本を飛び立った
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級2位の伊藤雅雪(27=伴流)が2日、最終調整を行うため米国・ロサンゼルスに出発した。伊藤は28日(日本時間29日)に米国・フロリダ州キシミーでWBO同級王座決定戦に出場。同級1位のクリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と対戦する。伊藤はロサンゼルスでの調整後、帰国せず22日にフロリダに向かう。世界初挑戦を迎える伊藤は、成田空港に集まった報道陣に向け「すべてを出し切るためにアメリカに身を置くつもりくらいの気持ちで向かう」と決意を口にした。
※試合は当日午前11時からWOWOWエキサイトマッチで生中継される。
距離を操りたい
 「(サッカー)日本代表は運がある」。ワールドカップは観戦していないが、日本代表の動向は気になるという伊藤。代表メンバーの長友佑都が金髪にして試合に臨んだことにあやかり同じ髪色で空港に現れた。先週は週4回、38ラウンドのスパーリングを行ったという伊藤。米国でも75ラウンドの実戦練習で試合に備える。「ディアスは近い距離の戦いが苦手なはず。中間距離で戦うより前に出させたい。接近戦を練習してきて、かなり形になってきた」と手応えを感じていた。
伊藤の王座奪取に期待!
 「勝っても負けても一旦、気持ちが切れると思うので、今は28日に向けて全力を注ぐ。やはりいつもの試合とは違う。これから戦地に向かう気分です」と闘志を燃やした。これまで多くの日本人世界王者を輩出してきたスーパーフェザー級。遠く米国の地でベルトを奪取し、新たな歴史を刻むため伊藤が日本を飛び立った。