[ニュース]2018.6.24
英国試合結果:マレーvsガルシア、テイラーvsポストル
英国で行われた注目2試合結果
ボクシング繁栄期にある英国にて23日(日本時間24日)2会場で注目の試合が開催されている。英国・ロンドンの02アリーナではWBC(世界ボクシング評議会)ミドル級シルバータイトルマッチが、王者・WBC6位のロベルト・ガルシア(38=メキシコ)とWBOで5位に位置するマーティン・マレー(35=イギリス)の間で行なわれ、スコットランド・グラスゴーのSSE・ハイドロではWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦を1位のビクトル・ポストル(ウクライナ)と、2位のジョシュ・テイラーが争った。
WBCミドル級シルバータイトルマッチ
◯マーティン・マレー(イギリス)
3-0判定勝ち(118-108、118-109、116-111)
×ロベルト・ガルシア(メキシコ)
当初この日はWBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者のビリージョー・サンダース(28=イギリス)にマレーが挑戦することになっていたが、サンダースが今月頭にハムストリングの負傷を訴え、延期となっていた。その後、改めてマレーの相手がWBCシルバー王者のガルシアに変更され同タイトルがかかることになった。
試合は2回、ガルシアが減点1を課されたローブローから始まり、4回には再びガルシアのパンチが、6回にはマレーのパンチがローブローで入ると、試合は荒れ模様となっていく。有効打をより打ち込むマレーに対し、ガルシアはラフに戦い続け、会場のブーイングを浴びる等、10回にはレフェリーから両者に対してクリーンファイトを呼びかけられる場面も。そのまま互いに決定打のなく試合は終了、3-0でマレーの判定勝ちとなりシルバー王座を獲得した。
新王者となり、WBCランク上位に食い込むことが確実となったマレーの戦績は42戦37勝(17KO)4敗1分、敗れたガルシアは46戦41勝(24KO)5敗1無効試合。
◯マーティン・マレー(イギリス)
3-0判定勝ち(118-108、118-109、116-111)
×ロベルト・ガルシア(メキシコ)
当初この日はWBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者のビリージョー・サンダース(28=イギリス)にマレーが挑戦することになっていたが、サンダースが今月頭にハムストリングの負傷を訴え、延期となっていた。その後、改めてマレーの相手がWBCシルバー王者のガルシアに変更され同タイトルがかかることになった。
試合は2回、ガルシアが減点1を課されたローブローから始まり、4回には再びガルシアのパンチが、6回にはマレーのパンチがローブローで入ると、試合は荒れ模様となっていく。有効打をより打ち込むマレーに対し、ガルシアはラフに戦い続け、会場のブーイングを浴びる等、10回にはレフェリーから両者に対してクリーンファイトを呼びかけられる場面も。そのまま互いに決定打のなく試合は終了、3-0でマレーの判定勝ちとなりシルバー王座を獲得した。
新王者となり、WBCランク上位に食い込むことが確実となったマレーの戦績は42戦37勝(17KO)4敗1分、敗れたガルシアは46戦41勝(24KO)5敗1無効試合。
英国期待のスター候補テイラーのテストマッチ
WBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦
◯ジョシュ・テイラー(英国)
3-0判定勝ち(118-110、117-110、119-108)
×ビクトル・ポストル(ウクライナ)
英国期待のスター候補テイラーにとってこれはテストマッチ、その期待度に適うだけの実力がついたのかを問われる1戦と言っても過言ではないだろう。相手は元王者のポストル、十分すぎる対戦相手とのテストマッチは期待通りの熱戦となった。
序盤は静かな立ち上がりとなった両者、スイッチを織り交ぜてくるテイラーに対し、ポストルもコンビネーションで対抗、中盤に入ると徐々にテイラーが圧力をかけペースを握ろうと試みる。試合が大きく動いたのは10回ラウンド終盤にテイラーの左フックでポストルがダウン、その後は大歓声に背中を押されるように残りの2回も攻め続け、試合が終わると3-0の判定によりテイラーが挑戦権を獲得した。
現在、WBCスーパーライト級には正規王者にホセ・カルロス・ラミレス(25=米国)、暫定王者にレジス・プログレイス(29=米国)がいる状況で、今後はどちらに対して、またどのような形で挑戦していくのかに注目だ。英国の新たな期待を背負うテイラーの戦績は13戦13勝11KO無敗、白熱の試合内容以上のポイント差で破れてしまったポストルは31戦29勝12KO2敗となった。
◯ジョシュ・テイラー(英国)
3-0判定勝ち(118-110、117-110、119-108)
×ビクトル・ポストル(ウクライナ)
英国期待のスター候補テイラーにとってこれはテストマッチ、その期待度に適うだけの実力がついたのかを問われる1戦と言っても過言ではないだろう。相手は元王者のポストル、十分すぎる対戦相手とのテストマッチは期待通りの熱戦となった。
序盤は静かな立ち上がりとなった両者、スイッチを織り交ぜてくるテイラーに対し、ポストルもコンビネーションで対抗、中盤に入ると徐々にテイラーが圧力をかけペースを握ろうと試みる。試合が大きく動いたのは10回ラウンド終盤にテイラーの左フックでポストルがダウン、その後は大歓声に背中を押されるように残りの2回も攻め続け、試合が終わると3-0の判定によりテイラーが挑戦権を獲得した。
現在、WBCスーパーライト級には正規王者にホセ・カルロス・ラミレス(25=米国)、暫定王者にレジス・プログレイス(29=米国)がいる状況で、今後はどちらに対して、またどのような形で挑戦していくのかに注目だ。英国の新たな期待を背負うテイラーの戦績は13戦13勝11KO無敗、白熱の試合内容以上のポイント差で破れてしまったポストルは31戦29勝12KO2敗となった。