[発表会見]2018.6.21
井上拓真とヤップが世界戦の切符をかけて激突!
井上拓真VSヤップの好カードが実現
WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級9位の井上拓真(22=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで次戦を発表した。OPBF東洋太平洋同級王者でWBC同級3位のマーク・ジョン・ヤップ(29=六島)を相手にWBC世界バンタム級挑戦者決定戦12回戦を行う。決戦は、9月11日(火)後楽園ホール!
過去最強の相手
念願の世界戦に向けて最終関門となる一戦に臨む井上は「強い選手との試合が決まりワクワクしている。タイプ的には自分とは噛み合うと思う。兄弟で世界王者になるためにもここでつまずくわけにいかない。黄金のバンタム級で名を残すために負けられない」と意気込んだ。
尚弥のような強い世界王者になってほしい
井上真吾トレーナーは「(ヤップ選手は)シャープで接近戦でもコンパクトなパンチを打つ印象。ただ、映像を見る限りでは拓真が得意なタイプだと思う」と自信を示した。
大橋秀行会長は「目立たないが、拓真はこれまでも強い相手と戦ってきた。ヤップ選手は日本に来てチャンピオンになり、勢いがあるが拓真には良い試合ではなくて、圧倒的な勝ち方で世界戦に繋げてほしい」と期待した。
大橋秀行会長は「目立たないが、拓真はこれまでも強い相手と戦ってきた。ヤップ選手は日本に来てチャンピオンになり、勢いがあるが拓真には良い試合ではなくて、圧倒的な勝ち方で世界戦に繋げてほしい」と期待した。
キレのあるパンチを見せた
会見後には元日本ランカーの中澤奨(26)と4ラウンドのスパーリングを披露。ガッチリとガードを固め被弾を回避すると、鋭いワンツーで攻め立て相手が出てきたところに左フックを合わせた。2階級上の中澤に当たり負けせず激しい打ち合いを見せた。
さらに兄であるWBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25)とのマスボクシングでは、上下にパンチを散らすと、後半はお互いにヘッドギアを外して距離感を確かめ合った。
さらに兄であるWBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25)とのマスボクシングでは、上下にパンチを散らすと、後半はお互いにヘッドギアを外して距離感を確かめ合った。
来週から熱海合宿を敢行する
先月25日に井上尚弥が衝撃の初回KO勝ちで3階級制覇を達成。今秋から開催が予定されているWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)への参戦が決定し、世界中からも注目されている。そのバンタム級において、日本でも激戦必至の好カードが決まった。同じ階級での兄弟同時世界王者という夢に向けてより一層気合いを入れていた。