[試合後談話]2018.6.20
長嶺克則が復活のリングへ
長嶺のロングボディが命中
今月末で閉館する東京・ディファ有明で20日、「DANGAN213 第4回日中親善対抗戦」が開催。セミファイナルでは日本フライ級5位の長嶺克則(27=マナベ)がフライ級8回戦でゾン・ユイジュ(22=中国)と対戦した。3月に日本王座に挑戦して以来の試合となる長嶺は、ジャブを飛ばして距離を測ると飛び込んでくるゾンに左ボディを合わせた。
技術の差を見せて完勝
被弾しながらも強引に攻めるゾンに対し、長嶺は多彩なコンビネーションを打ち込んだ。ペースを握った長嶺は3回、打ち合いに応じると的確にパンチを当てた。強気な姿勢を崩さないゾンだが、長嶺は冷静な試合運びを見せると回転のある連打で着実にダメージを与えた。7回、長嶺は攻撃の手を緩めず連打でストップに持ち込んだ。
判定勝ちとKOではやはり違う
再起戦に勝利した長嶺は「今回はまずジャブの差し合いで負けないことを意識した。相手は結構効いていたと思うが、打たれ強かった。終盤、パンチをまとめて引いて、また踏み込んでの繰り返しでやっとストップを呼び込むができた」と試合を振り返った。
勅使河原弘晶とツーショット
「今後はリスクを背負って踏み込んで攻めたい。強打のフェイントや緩急をつけていきたい」と課題を挙げると、「日本タイトルだけにこだわるのではなく、ほかにも(OPBF、WBOアジアパシフィック)ランキングに入っているので、チャンスがあればチャレンジしたい」と抱負を語った。