[前日計量]2018.6.13
世界へ向けて待ったなし!
勅使河原と帝里の好カード
WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチの前日計量が13日、都内の日本ボクシングコミッション事務局本部で行われ、王者の勅使河原弘晶(28=輪島功一S)と挑戦者でWBOアジアパシフィック同級4位の帝里木下(33=千里馬神戸)が会場に姿を現した。試合は明日の後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルでセットされている。
新しい勅使河原を見せる!
これが2度目の防衛戦となる勅使河原はリミットちょうどの53.5kgでパスした。「絶好調です!これまでの試合で一番コンディションが良い」と笑顔を見せると「相手も世界戦を経験してきた良い選手だが、僕がチャンピオンだったのが運が悪かった」と自信のコメント。
初回から相手を壊していく
ベテランサウスポーを相手に試練の防衛戦となるが「スパーリングを重ねてサウスポーへの引き出しも増えたしパンチ力がついた」。「お客さんには高いチケットを買ってもらい時間を割いて見に来てもらっている以上、盛り上がる試合を見せたい。もちろんKOを狙っていく」と気を吐いた。
自信がある!
一方、約6年ぶりの後楽園ホール登場となる帝里は100gアンダーの53.4kgで計量を終えた。「減量はしんどかったけど調子はボチボチ良い。バンタム級で戦っていけるか真価が問われる試合。明日が楽しみ」と落ち着いた表情を見せた。
言い訳なしの勝負をする
チャンピオン勅使河原の印象を「体が大きくてパンチの強い選手」と語った帝里。「勝ってベルトを手にしたら、来週に行われる日本王座決定戦の勝者に挑戦者として名乗りを挙げたい」と拳を握った。