[試合後談話]2018.5.31
今夜、光った試合は?
大坪がメインイベントに登場
5月最後の後楽園ホールでは「GENKOTSU」が開催。全7試合で白熱した戦いが繰り広げられた。今夜、会場を盛り上げた試合は?
メインでの試合は気分が良い
日本フェザー級5位の大坪タツヤ(28=T&T)がメインイベントに出場し、インドネシア・スーパーフェザー級4位のムサ・レッディン(30)と対戦。大坪は足を使い様子を見ると、左ボディをめり込ませ先制のダウンを奪った。立ち上がったレッディンだが10カウントが数え上げられた。
これで4連勝となった大坪は「息が切れる前に終わってしまった。試合前に吸収したことは次の試合に活かす」とコメント。「怪我なく試合を終えたので、すぐに練習を再開して2週間後のフィリピン合宿に出発します。今年は日本で一番強い男になります!」と2度目のタイトル挑戦を目指すと誓った。
これで4連勝となった大坪は「息が切れる前に終わってしまった。試合前に吸収したことは次の試合に活かす」とコメント。「怪我なく試合を終えたので、すぐに練習を再開して2週間後のフィリピン合宿に出発します。今年は日本で一番強い男になります!」と2度目のタイトル挑戦を目指すと誓った。
藤北が圧勝した
セミファイナルでは、日本フライ級13位の太田輝(23=五代)と日本同級16位の藤北誠也(30=三迫)が激突。初回、藤北はジャブから右ショートで早くもダウンを演出。先手を取られた太田は、思い切りの良いパンチで攻め込んだが、ジャブを浴びて2度目のダウンを喫した。ダメージがある太田にパンチをまとめてストップに持ち込んだ。
ジャブが効果的だった
1年ぶりの試合を勝利した藤北は「急にくる右ストレートが効いたので、いかにパンチをもらわないかを考えていた。KO勝ちできるとは思わなかった」と安堵の表情を浮かべた。昨年、日本フライ級2位まで上り詰めたが、左足アキレス腱を断裂してブランクを作った。「昨年の実力だったら負けていたかもしれない。試合ができない間はバランスの矯正に努めた」と語ると、「いつタイトル挑戦のチャンスがきてもいいように準備しておく」と話した。
左フックは手応えがあった
スーパーライト級8回戦では元日本ランカーの佐藤短彰(33=新日本木村)と2016年東日本スーパーライト級新人王の大野俊人(22=石川ジム立川)が拳を交えた。サウスポー佐藤が左ストレートから右ボディで先制攻撃を仕掛けたが、大野は左フックを振り抜きダウンを奪った。再開後は右ストレートでキャンバスに沈めた。
豪快に倒した大野は「佐藤さんとは何度もスパーリングをして技術を教えてもらい、尊敬していたので対戦が決まった時は驚いた。出だしから気持ちを出してきたのでそれに応えたかった」と感想を口にした。「(試合は)長引くと思っていたので倒せると思っていなかった。これからは日本ランカーを目指していきたい」と目標を立てた。
豪快に倒した大野は「佐藤さんとは何度もスパーリングをして技術を教えてもらい、尊敬していたので対戦が決まった時は驚いた。出だしから気持ちを出してきたのでそれに応えたかった」と感想を口にした。「(試合は)長引くと思っていたので倒せると思っていなかった。これからは日本ランカーを目指していきたい」と目標を立てた。
国語教師の小久保は明日から授業
第1試合スーパーフライ級6回戦では、公認会計士の下沖克徳(32=角海老宝石)と高校教師の小久保聡(34=三迫)が対戦。立ち上がりから接近戦で細かい連打の応酬となったが、サウスポー小久保の左が的確に決まった。最後までペースを握り続けた小久保が判定勝ちした。
再起に成功した小久保は「ボディから顔面への打ち分けは練習通りにできるようになったが、相手のボクシングに付き合ってしまった。パンチのまとめ方を勉強していきたい」とまずは反省の弁が口を突いた。1勝7敗3分けからA級昇格を決めた小久保は「腐らずよくここまで来たと思う。ただ、ここがゴールではない。まずはA級選手らしい試合をしていきたい」と抱負を口にした。
再起に成功した小久保は「ボディから顔面への打ち分けは練習通りにできるようになったが、相手のボクシングに付き合ってしまった。パンチのまとめ方を勉強していきたい」とまずは反省の弁が口を突いた。1勝7敗3分けからA級昇格を決めた小久保は「腐らずよくここまで来たと思う。ただ、ここがゴールではない。まずはA級選手らしい試合をしていきたい」と抱負を口にした。