[発表会見]2018.5.28
向井寛史が八重樫東と拳を交える
向井寛史(六島)
前WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の向井寛史(32=六島)が28日、大阪市内のジムで次戦の発表会見を行った。本日、大橋ジムでも既に発表が行われたが、次戦は8月17日(金)に後楽園ホールで元世界3階級制覇王者の八重樫東(35=大橋)と拳を交えることを改めて発表した。会見に同席した向井を担当する武市晃輔トレーナーは、2010年5月に八重樫と拳を交え、判定で惜敗している。愛弟子の向井は「仇討ち」を託された形となった。
枝川孝会長
会見の冒頭、枝川孝会長は「向井の次戦が決まりました。大橋ジムの3階級制覇王者の八重樫東選手です。こちらにはデメリットのない試合。ここでしっかり勝って、もう一度世界につなげていってほしい。あと、向井のトレーナーをしている武市が8年前に八重樫選手と試合をして判定負けしていますので、ここで弟子が借りを返してほしい」と八重樫との因縁を口にした。
向井寛史
続いて向井は「相手は3階級制覇王者ですし、一時代を築いた選手と拳を交えることは、自分にとってメリットしかありません。自分のボクシング人生の集大成としてしっかりと勝って3度目の世界挑戦につなげられるように頑張ります」と拳を握った。
武市晃輔トレーナー
最後に、武市晃輔トレーナーは「これも何かの縁だと思います。僕は、八重樫選手に挑戦して負けて引退しました。向井も八重樫選手もここで負けたら引退を考える大きな試合だと思います。僕も負けて、弟子も負けて引退に追い込まれるのは非常に辛いので、必ず勝って次のステージにつなげていってほしい」と師匠としての思いを語った。
師弟で八重樫に挑む