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[海外ニュース]2018.5.4

トラブルメーカーのネリ 6/9に米国で試合か

ルイス・ネリ

 前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が6月9日、米国カリフォルニア州サンディエゴ近郊アルパインのビエジャス・カジノ&リゾートで試合をする予定であることが分かった。ESPNデポルテスが報じているもので、相手は未定ながら試合はバンタム級10回戦として組まれているという。ネリは3月1日の山中慎介(帝拳)戦を前に体重オーバーのため計量で失格。日本から事実上の追放処分を受けている。

 ネリは昨年8月に4回TKO勝ちで山中のV13を阻止。その1週間後、試合前のドーピング検査が陽性と出たことが判明して騒動に発展した。WBCは「意図的に違反を犯したとは断定できない」として王座保持を認め、山中との再戦を命じた経緯がある。ところが、その再戦では今度は大幅な体重超過という失態を犯した。試合では2回TKO勝ちを収めたものの、日本ボクシングコミッション(JBC)から事実上の追放処分を受けた。ただし、これはJBCの管理下での効力に留まるため、日本以外での試合は可能となる。ネリは昨年3月の挑戦者決定戦では3.2ポンド(約1.45キロ)の体重オーバー、8月の山中との初戦はドーピング違反、今年3月の山中との再戦は体重オーバーとトラブル続きで、直近の4戦のうち相手と対等の条件で戦ったのは昨年11月のノンタイトル戦だけという状態だ。