[独占インタビュー]2018.5.1
ポンサクレックを直撃!
ポンサクレック!
4月25日、バンコク郊外のサーサクン・ジムで亀田興毅戦に向けて調整するポンサクレック・ウォンジョンカムを訪ねた。サーサクンジムのオーナーはチャッチャイ・サーサクン会長。90年代、「チャッチャイ・エリートジム」のリングネームで、日本でも人気を博したユーリ海老原ことユーリ・アルバチャコフからWBC世界フライ級王座を奪取した往年の強豪だ。あのマニー・パッキャオ(フィリピン)に敗れて王座陥落後、ポンサクレックとの指導タッグはこれで3度目になるという。
5月5日 後楽園ホール!
「年齢に合わせた戦い方を指示している。秘策のKOパンチも用意した」とチャッチャイ会長は不敵な発言を口にする。そして、40歳を過ぎてから復帰するポンサクレックに、現役でWBA世界フライ級1位のヨドモンコン・ポー・セーンチップ(タイ)とのスパーリングを何度も命じてきた。稀に見る日本人キラー、歴史的な名チャンピオンとはいえ、世界戦を目前に控えるヨドモンコン相手には、さすがに劣勢の目立つポンサクレック。だがスパーを終えたヨドモンコンはポンサクレックに「どんどんスピードが増してきている」と太鼓判を押した。そして「彼は子供の頃から自分にとってスーパースターだった」とも。ポンサクレックの肉体は短期間で見るからに引き締まって来た。デビュー当時から自身を挑発してきた亀田については「ボクサーは誰でも挑発的な態度は取るけど、あの若僧はやり過ぎだよ」と苦笑いする。ラストファイトにかける思いは実るか。決戦は5月5日、後楽園ホール。