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[試合後談話]2018.4.30

元日本王者の坂晃典が名古屋で再起戦

中部のホープとの再起戦に臨んだ坂
 元日本フェザー級王者で現日本同級6位の坂晃典(26=仲里)が30日、名古屋国際会議場で開催された「GREEN Dream」のセミで、力石政法(23=緑)との再起戦に臨んだ。昨年12月の初防衛戦で大橋健典(角海老宝石)に5回KO負けを喫し王座を失った坂は今回、階級を上げて復帰。2戦2勝(1KO)のホープ力石を相手に、元王者の実力が試された――。
坂の強さを再確認する結果となった
 試合は積極的にプレスをかける坂に、サウスポーの力石がノーモーションの左を突き刺してスタート。ここから力石が右フック、左ストレートに繋げ上々の立ち上がりを見せるが、坂のペースが上がると次第に押し込まれ、2回に右を浴びダウン。ここは立ち上がったが、勢いを増す坂を突き放せないまま打ち合いに巻き込まれてしまい、最後は右ストレートを浴び仰け反ったところでレフェリーストップとなった。
今回は自分との戦いだった
 快勝で再起に成功した坂は試合後、「自分との戦いに勝てて嬉しい。良い再スタートがきれた」と喜びを爆発させ、「一日でも早くベルトを取り戻す」と誓った。
竹原が初回KOで完勝
 また、メインでは日本ヘビー級1位、東洋太平洋同級8位の竹原虎辰(39=緑)がインドネシア同級1位のサトリア・アンタセナ(インドネシア)と10回戦を行い、初回に2度のダウンを奪いKO勝ち。7月に40歳の誕生日を迎える竹原は、これまで膝の怪我に悩まされてきたが「今回はしっかりと練習ができた。最高で~す!」とファンの声援に応えた。
竹原に花道を作ってやりたいと村上マネージャー
 今後、現役を続けるかどうかは分からないが、陣営は「日本のヘビー級を支えてきた竹原になんとしてもベルトを巻かせ、引退の花道を作ってやりたい」と話し、本人の意思を尊重した上で変わらなぬバックアップを約束した。