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[前日計量]2018.4.16

和氣慎吾 世界をアピールする!

和氣は再起4戦目
 IBF8位を筆頭に3団体で世界ランク入りする元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(30=FLARE山上)が、元フィリピンフェザー級王者のローマン・カント(28=比)を迎え、明日17日の後楽園ホールでフェザー級8回戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。
世界に向けての大事な一戦
 世界再挑戦を目指す和氣は、57.1kgのリミットで計量をクリアすると「階級上の選手を相手にパワー負けせず、倒し切ることがテーマ」。「試合が終わったら次は世界と言えるような結果を残す」と誓いを立てた。
日本での初勝利を目指すカント
 一方、和氣の世界ランキングを狙う日本5戦目のカントは、200gアンダーの56.9kgでパスすると「あのリーゼントをめちゃめちゃにしてやる」と強気に語った。
神田vs黒木 勝者が世界に近づく
 この試合の前座では、元WBC女子世界ミニマム級王者の黒木優子(27=YuKO)が47.0kg契約8回戦で元OPBF女子アトム級王者の神田桃子(31=協栄)と対戦する。黒木は昨年12月、WBC女子世界アトム級王者の小関桃(青木)を地元に迎えての防衛戦で判定負けを喫し、5度防衛した王座から陥落。今回が再起戦となる黒木は200gアンダーで計量を終えると「ベルトあるなしに関係なく勝つことが大事。夢は統一王者なので、良い勝ち方をしてベルトを獲り返したい」。この4ヶ月間は接近戦の課題である右の強化に取り組んできたとも話し、計量後には母が握ったという鰻入りのおにぎりで体力を回復させた。
 対し、ホームで元世界王者を迎える神田は、300gアンダーでクリア。「ボクモバの予想は圧倒的に黒木選手優位ですが、ひっくり返して見せます。勝って世界に繋げます」と必勝を誓った。
左:島野 右:若狭
 また、第2試合の女子フェザー級4回戦では、元女子競輪選手の島野みーりん(36=TEAM10COUNT)が2戦目に臨む。昨年7月の初戦を1回KO勝ちで飾った島野は、「前回は練習してきたことを出す前に終わったが、今回は練習の成果をしっかりと発揮し、ぶっちのめしてやりますよ!」と笑顔を見せた。
 対戦相手の若狭与志枝(29=花形)は病気で試合から遠ざかり、1年半ぶりの復帰戦となるが「パワーでは負けない。試合ができなかった鬱憤をぶつけます!」と気を吐いた。