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[予備検診]2018.4.12

村田諒太 カッコいい父親の姿を見せる

試合3日前の予備検診
 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王座の初防衛戦に臨む村田諒太(31=帝拳)と挑戦者で同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=伊)が12日、都内のホテルで予備検診を行った。リラックスした表情で会場入りした村田は、1月の会見以来の対面となったブランダムラと笑顔で握手をかわし、その後会見に臨んだ。試合は15日(日)横浜アリーナで開催され、当日19時57分からフジテレビ系列で全国生中継される。
挑戦者も良い仕上がりと浜田剛史代表
 検診の結果、挑戦者より身長・リーチともに5cm上回る数値が出たことに村田は、「やはり僕の方が大きい」と再認識し、「ブランダムラはスパーリングパートナーのパトリックに身長、スタイルが似ている。ただ、パトリックの方がスピードがあると思う」と冷静に分析した。
挑戦者と握手をかわした
 今回は赤コーナーからの入場となるが、シューズはナイキの青を使い、これまでのルーティンは変えず。また、試合前は家族と離れてのホテル暮らしで戦意を高めているが、子供の話におよぶと「5月に運動会があるので勝って参加したい。カッコいい父親の姿を見せないと」と、この時ばかりはパパの顔にもなった。
 最後に村田は「前回の試合よりプレッシャーはないがすべては結果論」と気を引き締め、会場を後にした。
日曜は私のボクシングを見せる
 一方、世界初挑戦のブランダムラは落ち着いた表情で、「村田は良いコンディションでいるようだ。私もリミットまで残り1.5kgだが、気候が良いので計量までに問題なく落とせるだろう」とコメント。また、体格面で劣ることについては、「試合はそういった数字と関係なく勝敗がつくもの。勝つのは私」とプロキャリア11年目でのベルト奪取を誓った。
 時折硬い表情も見せていたが、昨日のサッカーチャンピオンズリーグで地元のASローマが優勝候補のスペイン・バルセロナからアップセットを起こしたことに話が触れると、「とても嬉しかったよ。(ローマのように)私もそうなればいい」と一転して笑みがこぼれた。
リミットまであと800g
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
■予備検診結果
王者・村田諒太
身長:183.0cm
胸囲:98.5cm
首周:41.0cm
リーチ:184.0cm
血圧:122/60mm/Hg
脈拍:60/min
体温:36.8℃
散歩をして日本を楽しんでいる
挑戦者エマヌエール・ブランダムラ
身長:178.0cm
胸囲:99.0cm
首周:39.0cm
リーチ:179.0cm
血圧:137/62mm/Hg
脈拍:66/min
体温:37.1℃