ボクシングモバイルニュース
[発表会見]2018.4.4

田口良一&京口紘人の防衛戦決定!

5.20田口と京口が競演
 ワタナベジム所属のWBA・IBF世界ライトフライ級統一チャンピオン田口良一(31)とIBF世界ミニマム級チャンピオン京口紘人(24)のダブル防衛戦が5月20日(日)、東京・大田区総合体育館で行われることが決まった。4日に都内で会見が開かれ、田口は統一後初の防衛戦(WBAは8度目)を元WBA世界ミニマム級スーパー王者で現IBF同級6位のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と、京口は相手未定で2度目の防衛戦を行うことが発表された。試合の模様は当日TBS関東ローカルで午後2時から放送される。
都内で行われた発表会見
 ブドラーは16年3月のバイロン・ロハス(ニカラグア)戦で判定負けを喫し、6度防衛したWBA王座から陥落。その後階級を上げ再起したが、昨年9月にフィリピンでIBF王者ミラン・メリンド(比)に挑むも判定負けを喫し、2階級制覇に失敗した。田口はこのメリンドと昨年大晦日に統一戦を行い、大差の判定勝ちで王座を統一した。
統一チャンプとして評価を上げる
 だが、メリンド対ブドラー戦を映像で見たという田口は、最大7ポイント差の判定も「ブドラーが試合を支配し、勝っていたと思う」と話し、作戦遂行能力とテクニックがある相手だけに油断はできないと警戒。その上で、目標としてきたV10の年内達成を目指す田口は「強さを証明するためにはまだ足りない。1ラウンドから好戦的に攻め、KO勝ちを狙う」と貪欲に結果をもとめた。同席した石原雄太トレーナーも「ブドラーは総合的に強い選手だが、しっかりとプレスを掛ければ倒せると思う。勝つのはもちろん、内容よく防衛といきたい」と田口と考えを一致させた。
 なお、統一王座防衛戦は日本人王者としては初で、田口は「史上初は嬉しい。これでまた評価を上げたい」と気持ちを高めた。
京口の相手は調整中
 また、同じく大晦日の試合で3位のカルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)を8回TKOで退け初防衛に成功した京口は、選択試合の挑戦者に「自身の評価が上がる選手を」と実力者を希望。V2戦後は先日初防衛に成功したWBO同級王者の山中竜也(真正)との統一戦も期待されるが、本人は「今やったところで注目度は低い。互いにもっと強いチャンピオンになってからでも遅くはない」とかわし、まずはミニマム級で圧倒的な強さを示すと話した。
二人は会見後、神奈川・平塚市での走り込み合宿に出発