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[試合後談話]2018.4.2

壮絶な打ち合いを制したのは…

激しい主導権争いでスタート
 日本バンタム級7位の高橋竜也(ヤマグチ土浦)と定常育郎(T&T)による54.5㎏契約8回戦が2日、後楽園ホール開催の「ダイナミックヤングファイト」のメインで行われた。試合は、今年早くも2戦目を迎えた「土浦のドラゴン」がノーモーションの右ストレートで切り込めば、ランク奪取に闘志を燃やすサウスポー定常も、リズムのある動きから左ストレートを好打し上々のスタートを切った。
壮絶な打ち合いに場内も大歓声!
 高橋は距離を詰めてワンツーで攻め立てるが、定常の勢いを止めることができない。5回、定常の左で左目上をカットした高橋は、ここから逆転を狙い懸命にペースを上げるが、定常も強気に打ち返し譲らず。ジャッジ2者が定常を支持し、A級初戦で見事ランカーを撃破した。
チームワークの勝利です!
 殊勲の勝利を挙げた定常は「これまでの試合で一番動きがキレていたが、なかなか自分の距離でさせてもらえなかった。判定を聞いて一人がドローだったので負けたと思った。勝つことができて本当にうれしい」と声を弾ませた。ランキング入りを濃厚としたが、「 ランカーの実感はまだない。もっと箔がつくように頑張りたい」と話すと、「一度負けた千葉選手に借りを返したい」と、昨年8月に対戦した千葉開(横浜光)への雪辱を誓った。