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[公開スパー]2018.3.27

試合中止の大森将平がリングに登場

和氣と大森が拳を交えた
 元日本バンタム級王者の大森将平(25=ウォズ)が27日の後楽園ホールのリングに上がり、IBF世界スーパーバンタム級8位の和氣慎吾(30=FLARE山上)と2分2ラウンドのスパーリングを披露し、軽く手を合わせた。大森は当初、コーチ義人(27=角海老宝石)とスーパーバンタム級8回戦で対戦する予定だったが、コーチが計量オーバーで失格となり試合は中止となった。
世界挑戦経験者同士のスパー
 スパーリングを終えた大森は「和氣さんが試合前だったので、どうやってお客さんに見せたらよいか分からなかった。そういう意味では緊張感があり良い経験になった。顔と名前を覚えてもらったのではないか」と振り返った。
練習してきたことは無駄にはならない
 大森は昨年4月の世界初挑戦でも前王者のマーロン・タパレス(比国)が計量オーバーし、これで2戦連続の不運。「最初はまたか!と思ったが、見に来てくれるお客さんに試合中止の連絡をしているうちに怒りが込み上げてきた」とコメント。「お金をもらっているのだから、プロとして計量をクリアしないのはどうかと思う。最近は計量オーバーになる試合が多いので、ペナルティなどしっかりしないといけないと思う」と神妙な顔つきになった。
大森昌治ウォズジム会長
 大森が所属する大森昌治ウォズジム会長は「前回の試合から恐怖心が残っていないか、足はしっかり動きを確かめたかったが…。これからはスーパーバンタム級で戦わせたい。できるだけ早く試合を組みたい」と今後のプランを語った。