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[一夜明け会見]2018.3.19

勝因はジャブ! 山中ブランドを継承。

山中竜也、降臨。
 WBO世界ミニマム級チャンピオンで昨夜、初防衛に成功した山中竜也(真正)の一夜明け会見が19日、試合会場と同じ神戸ポートピアホテルで行われた。会見には、今回の試合の前に初めてミットを持った真正ジムの山下正人会長も同席。今後に関して、ファンの興味を誘う話も出た。

※試合のアーカイブは、3月21日にアップする予定です。
勝因はジャブとコンビネーション
 会見の席で山中は「勝因はジャブ」と切り出すと山下会長と練習したコンビネーションも冴え渡ったことを明かした。また、試合中には勝利の確信はなかったとしつつも「2ラウンドの右アッパーで相手が鼻血を出した時にペースを握ったと思った」とリングを振り返った。続けて、鬼門突破に成功したV1王者は「長谷川(穂積)さんのような皆んなから、強いチャンピオンと呼ばれるようになりたい」とさらなる高みを目指した。
安定感が出てきたチャンピオン
 「技術的な安定感もある。チャンピオンのボクシングを完成させたい」と山中に期待を寄せる山下会長は、真正ジムの大先輩チャンピオンを引き合いに「長谷川の時は、トレーナーとしてガムシャラにやっただけ。今回はプロモーターとしても見ることができたが、99%勝てると思っていた」と初防衛戦を振り返った。
山中ブランドを継承。
 「これからは、こっちが本物の山中、と山中慎介(帝拳)選手のお父さんに言ってもらえた」と嬉しい報告を受けたことを明かすと「次は指名挑戦になるつもりでやる」と気を引き締めた。WBO世界王者、京口紘人(ワタナベ)との統一戦に関して、今後はプロモーター業に徹するとした山下会長は、「すでに念頭にあります」とキッパリ。今後の動向にも注目したい。