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[試合後談話]2018.2.26

齋藤裕太が引退をかけて再起戦へ

気持がぶつかり合った!
 日本バンタム級3位の齊藤裕太(30=花形)が26日、後楽園ホールで開催された「DANGAN207」で日本スーパーバンタム級4位の岡本ナオヤ(30=東拳)を相手に日本タイトル挑戦以来となる再起戦に臨んだ。前日計量で負けたら引退を名言していた齊藤は勝ち名乗りを受けることができたのか?
岡本が競り勝った
 試合は岡本が多彩な左から右ストレートを好打。返しのパンチにもバックステップして冷静に反応した。中盤は岡本の左が機能し的確にパンチを当ててポイントを加点。後半は齋藤がプレスをかけてワンツーで腰を沈めると連打で攻勢を仕掛けた。しかし、岡本も果敢に打ち合って試合終了のゴングを聞いた。岡本が判定勝ちでランカー対決を制した。
最後に息子2人と写真を撮った
 前回の日本タイトル戦に続き敗戦となった齊藤は「中盤に細かいパンチをもらってポイントを取られた。セコンドに負けていると言われて前に出た。攻撃が雑になってしまった」と唇を噛んだ。今後について齋藤は「すべてに納得がいっているわけではないが、力は出し切れた。悔しさはあるがこれで最後にします」とグローブを吊るす意向を示した。
キツい試合だった
 2戦続けて日本ランカーを撃破した岡本は「いつも根性のあるファイタータイプに負けていたので勝ててうれしい。相手は引退覚悟で試合に臨んできたので、打ち破ることができて自信がついた」と満面の笑みを浮かべた。タイトル初挑戦に期待が膨らむ岡本は「このままでは勝てないが、声がかかるなら(タイトル戦を)やりたい」と抱負を語った。