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[試合後談話]2018.2.26

山下賢哉VS木村隼人は壮絶な打撃戦

激しいパンチの交換
 日本ユース初代スーパーフライ級王者の山下賢哉(21=白井・具志堅)が26日、後楽園ホールで開催された「DANGAN207」のメインイベントで日本同級6位の木村隼人(28=ワタナベ)を相手にスーパーフライ級8回戦を行った。日本王座挑戦を目指す両者の戦いに視線が注がれた。
木村が生き残った
 山下が右アッパーからパンチをまとめて先制攻撃を仕掛ければ、木村も打ち終わりにワンツーを返し反撃。中盤は山下が連打を見舞うが、木村のボディ攻撃が功を奏し次第に主導権を握った。7回、木村がラッシュを仕掛けたところでレフェリーが割って入った。
試合が楽しかった
 派手な打撃戦を制した木村は「打ち合う予定ではなかったが、パンチを受けてこれまでの相手より強くないと感じたのでこれなら大丈夫だと思った。ボディを打ったら相手の声が聞こえたので手応えを感じた」と白い歯を見せた。会見中、長男の獅(れおん)君が控室に入ってきて父親を祝福。笑顔を見せた木村は「前回のタイトル戦に負けてからノリに乗っている山下くんと戦い倒す気で試合に臨んだ。これからも頑張りたい」と声を弾ませた。 
チャレンジする試合をしていきたい
 一方、連勝がストップした山下は「ボディはまったく効いていない。左目が腫れてリズムが狂った。明確な負けではないからモヤモヤしている」と語ると、「これからも強い手応えのある相手と戦っていきたい。最後にチャンピオンになれたらいい」と前を向いた。
採点表