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[公開練習]2018.2.22

ルイス・ネリ 敵地をホームに変える13人で来日

山中に勝って人生が変わった
 前WBC(世界ボクシング評議会)バンタム王者の山中慎介(35=帝拳)を迎え、3月1日(木)の両国国技館で初防衛戦に臨むルイス・ネリ(23=メキシコ)が、22日に都内のジムで練習を公開。アウェイをホームに変える総勢13人のチームで来日したネリは、前回のファイトマネーで地元ティファナに2階建ての家とシボレーの新車を買い、次も勝って家をもう一軒購入したいと笑顔を見せた。
ドーピングには細心の注意を払っている
 山中戦後に禁止薬物の摂取を疑われ、今回の再戦に結びついたネリだが、反応が出たのはティファナで買った食材によるもので、今回は栄養士をつけ食品はサンディエゴで購入する念の入れようだ。
今やメキシコでも大人気
 来日前にティファナのエルコンドで3ヵ月の高地トレーニングを行い、万全の準備で乗り込んできたネリは、「大好きな日本に戻ることができて嬉しい。山中は力強く質の高いボクサーだけに判定決着はないだろう。初回で終わる可能性もある。ただ、山中は私のプレッシャーに弱い。前回同様、私が勝ってメキシコにベルトを持ち帰る」と予告した。
ネリの攻撃力は圧巻
 メキシコではWBC世界スーパーフェザー級王者のミゲル・ベルチェル、元WBA・WBO世界フライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダに並ぶ人気選手となったネリを、ラミレストレーナーは「人間的にも成長した」と評価し、初防衛に自信を示した。
たっぷりと汗を流した
 練習ではチームスタッフが気分を盛り上げ、リラックスしたなかでシャドー、ミット打ち、サンドバッグなど12ラウンドを消化。リミットまで残り4kgのネリはたっぷりと汗を流し、ラミレス氏とのミット打ちでは山中を沈めた左アッパー、右フックの凄まじい連打を披露し、健在ぶりをアピールした。練習を視察した田中繊大トレーナーは「前回と同じくパンチの回転があってしかも速い。連打も出ていてパワーも感じる」と警戒していた。