[発表会見]2018.2.10
八重樫東と清水聡が次戦を発表
復活に懸ける八重樫と世界を見据える清水が競演
ロンドン五輪銅メダリストでOPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン清水聡(31=大橋)のV2戦、そして同門で元IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34)の再起戦が決定! 10日に横浜市内の所属ジムで会見が開かれ、3月26日(月)に後楽園ホールで開催される「第63回フェニックス・バトル」で、清水は同級14位のグォン・ギョンミン(韓国)を迎え、八重樫はインドネシア・フライ級王者のフランス・ダムール・パルー(インドネシア)とスーパーフライ級10回戦を行うことが発表された。
2月で35歳になる八重樫の挑戦
昨年5月のIBF世界ライトフライ級王座防衛戦でミラン・メリンド(比)にまさかの初回KO負けを喫した八重樫は、ダメージの抜け具合を確認したかったとの理由で昨年末に予定されていた再起戦を回避。今回、8ヵ月の期間を置いて万全の準備を進め、この日の午前に行われた野木丈司トレーナーの階段トレーニングにも参加した。
年齢を重ねるとどうしても効率的な練習を求めてしまい、体調管理と練習量のバランスが難しいと語った八重樫は、スーパーフライ級に転向して4階級制覇を狙うことに関し、「やっぱり不安なことが多い。まずは4階級制覇を目指せる立ち位置まで行けるかどうか。この階級でコンディションを作れるかが大事」と慎重を期した。その上で「自分がどう終われるのか、真摯にボクシングに向き合って全うできるのか…。心配している人を安心させたい」と素直な心境を語った。
年齢を重ねるとどうしても効率的な練習を求めてしまい、体調管理と練習量のバランスが難しいと語った八重樫は、スーパーフライ級に転向して4階級制覇を狙うことに関し、「やっぱり不安なことが多い。まずは4階級制覇を目指せる立ち位置まで行けるかどうか。この階級でコンディションを作れるかが大事」と慎重を期した。その上で「自分がどう終われるのか、真摯にボクシングに向き合って全うできるのか…。心配している人を安心させたい」と素直な心境を語った。
世界前哨戦と位置づけた清水
また、昨年10月にプロ転向4戦目でOPBF王座を獲得。12月には初防衛に成功した清水は、この2戦の快勝にも「自分が納得できる試合はまだできていない」と気持ちを引き締め、「勝つのは当たり前で世界ランキングを上げて年内に世界戦のGOサインが出るような試合を見せる。ダイヤモンドレフトでスカッと倒したい」と意気込んだ。
清水を指導する松本好二トレーナーも、「接近戦で勝ち上がっているが、練習では中間距離やロングレンジで戦っているのでそれを出させるようにしたい。パンチが当たれば世界王者でも10カウントを聞かせられるのではないか。今度の試合はすごいKOが見れる」と自信を示した。
清水を指導する松本好二トレーナーも、「接近戦で勝ち上がっているが、練習では中間距離やロングレンジで戦っているのでそれを出させるようにしたい。パンチが当たれば世界王者でも10カウントを聞かせられるのではないか。今度の試合はすごいKOが見れる」と自信を示した。
10日 大橋ジムで開かれた会見
年内の世界挑戦を見据える清水は内容が問われ、試合当日にプロキャリア13年を迎える八重樫も集大成に繋げられるかどうかが試される一戦となった。