[ニュース]2018.2.7
粟生隆寛が2年10ヵ月ぶりに再起!
因縁の相手と復帰戦に臨む
元2階級制覇王者の粟生隆寛(33=帝拳)が2年10ヵ月ぶりに復帰することになった。7日に所属ジムが発表したもので、粟生は3月1日(木)に両国国技館で開催される「ワールドプレミアムボクシング27 The REAL」のアンダーカードで、12年10月に自身の持つWBC世界スーパーフェザー級王座を奪取したガマリエル・ディアス(36=メキシコ)と因縁の再戦を迎えることになった。
当日は同門の前WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)がルイス・ネリ(メキシコ)とのリベンジマッチ、IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が初防衛戦と、メインに二つの世界戦が組まれている。なお、粟生対ディアスの再戦はライト級超の62.0㎏契約8回戦で行われる。
当日は同門の前WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)がルイス・ネリ(メキシコ)とのリベンジマッチ、IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28=セレス)が初防衛戦と、メインに二つの世界戦が組まれている。なお、粟生対ディアスの再戦はライト級超の62.0㎏契約8回戦で行われる。
同門の村田諒太のキャンプにも同行し準備を進めていた
粟生は所属ジムのホームページに、「(12年10月の)初戦は相手どうこうではなく自分が原因であって、あの試合は反省しかありませんが、こうして借りを返すチャンスが来ました。5年以上も経ってディアスがまだ引退もせず頑張ってくれていたことにもありがとうという想いです。――あの時、ガッカリさせてしまった人たちにしっかりした自分を魅せたいと思います」とコメントを発表した。
5年4ヵ月前の粟生vsディアス戦
粟生はディアスに敗れた後、15年5月にWBO世界ライト級王座決定戦のチャンスを掴んだが、この試合はレイムンド・ベルトラン(メキシコ)の薬物使用が発覚し無効試合となった。その後は同年11月にディアスとの再戦が組まれたが、試合直前に粟生が左足関節腓骨筋腱脱臼を負って欠場。長期休養を余儀なくされたが、手術とリハビリの日々を乗り越え、復帰に向けて準備を進めていた。
かつての輝きを取り戻せ!
ディアスは世界を獲得後、初防衛戦で粟生の同門、三浦隆司(33)に9回TKO負けを喫し王座から陥落。以降は12戦2勝9敗1分と低迷し現在を迎える。粟生にとってはかつて敗れた相手との再起戦だけに大きな重圧はかかるが、これまでの鬱憤を吹き払うかのような戦いを見せてほしい。