[ニュース]2018.2.4
石井一太郎会長「赤穂よ誠実に恥をさらせ」
石井会長と赤穂 絆は取り戻せるのか
 横浜光ジムの石井一太郎が会長が4日、所属する日本バンタム級王者の赤穂亮(31=横浜光)が先月20日の指名試合を棄権して以来、はじめてブログを更新。挑戦を予定していた鈴木悠介(29=三迫)ならび関係者に改めて謝罪し、試合4日前に自宅で倒れ、緊急搬送先で肝臓、腎臓機能の低下によりドクターストップとなった赤穂に今の思いを伝えた。
石井会長は7日にタイでタイトル戦に臨む望月直樹に同行
 赤穂の進退については精密検査の結果待ちとされているが、2年前にも減量ミスで試合を棄権し今回が2度目。それだけに引退も示唆していた石井会長は、「この試合に向けてどれだけの人間が金、労力、時間を捧げてきたか。俺も含め多くの人の信用を失った。俺らも社会の一部である以上、人からの信用の上で飯を食っている。この信用ってのはかなり脆弱に成り立っていて、いくらコツコツと貯めていこうと一発で簡単に吹き飛ぶ。――人間は恥を晒さなきゃ強くなれないよね。俺も恥をさらし、下げた頭には白いもんが混じってきている。でも、少しずつタフになっていってるよ。興行終了後、赤穂と会って話したことはそれだけ。言い訳せず誠実に恥をさらしてこい。今後のことはそれから」と、かつてはチームメイトとして切磋琢磨した赤穂に対し、諭すように思いを綴った。
 両者の間でどのような結論に達するのか見守りたい。