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[試合後談話]2018.1.30

チャオズ箕輪 次は世界か!?

箕輪、ジャブが冴える
 OPBF東洋太平洋女子フライ級王者のチャオズ箕輪(30=ワタナベ)が30日に後楽園ホールで開催された「DANGAN205」のリングで、サウスポーのタイ人選手を相手に世界前哨戦と位置づけたオープン6回戦に臨んだ。はたして箕輪は自身の手で世界の扉を開くことができたのか――。
豪快KOで無傷の5勝目
 約8ヵ月ぶりのリングでプロ初のサウスポーを相手にした箕輪だったが、重心を低くしながらジャブを突いて追い込むと、開始90秒に上下に強打を打ち分けダウンを先取。この回は時間切れとなったが、続く2回も速いジャブで距離を詰めると左ボディを叩き2度目のダウンを奪い、タイ人を悶絶させたまま10カウントを聞かせ、豪快なKO勝ちを決めた。
プロ6戦目で世界か!?
 これで16年9月のデビュー以来、無傷の5勝目(4KO)をあげた箕輪は、「初のサウスポーだったので課題のジャブから丁寧に攻めた」と振り返り、イメージ通りの試合内容にニンマリ。プロのリングにも慣れてきたと話し、「9階級制覇を掲げているので、今年は最初の世界タイトルを確実に獲る。誰とどこでも構わない。自分の準備はできている」と意欲を示した。
 箕輪が第一のターゲットにするのは、5階級制覇王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)が返上したWBO女子世界ライトフライ級王座。このタイトルはWBO女子アジア・パシフィック王者の天海ツナミ(アルファ)が指名権を保持しているだけに、好カード実現の可能性は高そうだ。