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[防衛戦発表]2018.1.30

マーク・ジョン・ヤップが中嶋孝文とV3戦

シーサケットとスパーで実力を磨くヤップ
 東洋太平洋バンタム級王者のマーク・ジョン・ヤップ(29=六島)が4月4日(水)、後楽園ホールで開催される「A-sign.Bee12」のメインイベントで同級12位の中嶋孝文(33=竹原&畑山)と3度目の防衛戦を行うことが決定した。戦績39戦29勝(13KO)9敗1分けの中嶋は約4年ぶりのタイトル挑戦となる。ヤップは現在、タイに滞在中。WBC世界スーパーフライ級王者シーサケットのスパーリングパートナーを務めている。世界チャンピオンを目指すフィリピン出身のヤップが、大阪の六島ジムに移籍してから3年が過ぎた。シャイなタイプだが、少し日本語も話せるようになってきた。タイからビデオレターが届いている。
タイで調整中のヤップ!
 昨年12月に高野誠三(真正)を10回TKOで下し防衛に成功したヤップは、世界ランキングでもWBC6位、IBF8位にランクされている。中嶋を退け世界をアピールするつもりだ。
 今月から2月12日までタイ国バンコクへ渡り、WBC世界スーパーフライ級王者のシーサケット・ソールンビンサイ(タイ)のスパーリングパートナーを務めているヤップ。タイにいるヤップから「久々の東京での試合で、チャンピオンとしての防衛戦なので強くなったヤップを東京のファンに見てもらう絶好のチャンス!バンタム級でもスーパーバンタム級でもいいので世界挑戦したい!そのためにもKO勝ちします。タイでシーサケットチャンピオンとスパーリングしています。ものすごく強いチャンピオンなので私も強くなっています。東京のみなさん期待しておいて下さいね」と頼もしいコメントが送られてきた。
キャリア15年目の中嶋
 一方、中嶋は2012年5月と2014年3月に大竹秀典(金子)と日本スーパーバンタム級王座を争うも惜敗。階級を一つ下げ3度目の正直を狙う。2016年9月に前日本フェザー級王者の坂晃典(仲里)に初回TKO負けを喫したが、再起後は4連勝と復調の兆しを見せている。念願のタイトル挑戦に「この試合に今までのボクシングキャリアのすべてをかけて何が何でもベルトを獲りにいきます!」とラストチャンスにかける思いを語った。