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[試合後談話]2018.1.12

粕谷雄一郎が宿敵との対戦を熱望!

次はアイツ!
 12日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」に出場した日本スーパーフェザー級7位の粕谷雄一郎(21=石川ジム立川)がライト級8回戦でカティカー・サイトーンジム(タイ)と激突。初回に右ストレートで鮮やかなKO勝ちを飾ると試合後の控室で「あいつと戦いたい」と熱い想いを語り始めた。
富岡がベルトを持っているのが悔しい
 汗ひとつかかず試合を終わらせた粕谷は「いろいろ試したいことがあったがその前に終わってしまった。ただ、左ボディで下を意識させて右ストレートで倒せたのは収穫だった」と手応えを口にした。
 以前はタイトルよりも強い相手と派手な打ち合いがしたいと語っていた粕谷だったが「日本ユース王座に負けてからベルトへの欲が出た。チャンスがあれば日本タイトルに挑戦したいが、一番戦いたいのは富岡。また戦って会場を盛り上げたい」と昨年8月に激闘を繰り広げた現王者の富岡樹(REBOOT)との再戦を希望した。
激戦となったセミファイナル
 セミファイナルでは2度目のタイトル挑戦を目指す日本バンタム級9位の高橋竜也(28=土浦)が54.5kg契約8回戦で元日本同級ランカーの中野敬太(32=KG大和)と対戦。中野が積極的な攻撃でペースに握りかけたが、高橋の右クロスが決まり先制のダウンを演出。2回にも右フックでダウンを奪い序盤は大きくリードしたが、3回以降は中野の粘りに勝負を決めることができなかった。中盤は中野がコツコツとパンチを集めて懸命の追い上げを見せて試合終了のゴングを聞いた。採点は割れたが高橋に軍配が上がり接戦を制した。
今年はタイトル挑戦したい
 前半の貯金を守った高橋は「判定は勝ったかなと思ったが、見栄えの悪いもらい方をしてしまった。力みのないパンチでダウンを奪ったが3回以降はカウンターを狙い過ぎた。いつも反省ばかりです」と苦笑いを浮かべた。「今日は自分の気持ちの弱さが出てしまった。開き直った相手に良い勉強になった」と語りさらなる飛躍を誓った。
採点表