[海外ニュース]2018.1.5
メリンド「田口と再戦したい」
ミラン・メリンド(比)
昨年大晦日に東京・大田区総合体育館でWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級王者の田口良一(31=ワタナベ)に12回判定負けを喫し、IBF(国際ボクシング連盟)同級王座を失ったミラン・メリンド(29=比)が帰国後、「最後の3ラウンドは力が入らなかった。強い気持ちはあったが、体がいうことをきかなかった」と敗北を認めるコメントを発している。そして「もう一度、世界王者になりたい。田口との再戦を望んでいる」と話している。
田口に敗れIBF8位に下がったメリンド
WBAとIBFの統一戦として行われた田口対メリンドは、中盤までは競ったラウンドが続いたが、10回から田口がはっきりと支配。最後はメリンドをダウン寸前まで追い込んで勝利をものにした。この敗北でメリンドは無冠になったが、現役を続ける意思を示している。「私が約束できるのは、もう一度世界王者になるということ。4団体の王座を統一するという目標を成し遂げていないので、ハングリーなんだ。田口と再戦し、勝てるということを証明したい」と強気な姿勢は失っていない。試合の3日後に発表されたIBFランキングではメリンドに変わって田口が王者になり、メリンドは8位まで落ちている。