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[公開練習]2017.12.28

ブイトラゴも試合の夢を見た!

カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)
 大晦日に大田区総合体育館でIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)に挑戦する同級3位のカルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)が28日、都内のジムで公開練習を行った。記者の試合の夢を見るかという質疑に「まさかその質問がくるとは思わなかった。ちょうど今朝見たよ」と笑みを浮かべた――。
私には神様がついている
 京口との試合の夢は大差判定勝ちで王座奪取に成功したというブイトラゴ。チャンピオンの印象を「若くてスタイリッシュなきれいなボクシングをする選手」と敬意を払ったが、「ただ、私はこの一戦に人生を懸けている。家族と離れてアメリカで約2ヶ月間トレーニングしてきた」と自信を示した。
良い試合になることを望む
 KO宣言した京口に対し、「私はアマチュアで170戦、プロで33戦してきたが一度もKO負けをしたことがない。今回も倒されないだろう。向こうがKOしにくるなら私もそれに対抗する準備ができている」と強気に返した。
ウェイトも問題ない
 4度目の挑戦で悲願のベルト獲りを狙うニカラグア人は「過去と比べ今はメンタルもフィジカルも成長し十分なトレーニングをしてきた。今回は挑戦者として日本に来たが、将来的には王者として日本に来る可能性があるだろう」と静かに闘志を燃やした。
力の入ったパンチは打たなかった
 会見後に行われた練習では軽くシャドーボクシングを見せた後、ロープを少し飛んだだけで自ら「フィニッシュ」と言って切り上げようとしたが、気分が乗ってきたのかサンドバッグ打ちを披露。回転のある連打を見せたが手の内はほとんど隠していた。
ニックネームはチョコロンシート(昆虫)
 元世界3階級制覇王者で国民的英雄として名を馳せた故アレクシス・アルゲリョが生前育てた最後の弟子であるブイトラゴは「世界王者になるためには礼儀作法と謙虚な姿勢が必要だと教えられた」と話しニカラグアにベルトを持ち帰ると必勝を誓った。