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[インタビュー]2017.12.22

京口紘人「チャンピオンは勝つだけじゃダメ!」

大晦日に初防衛戦!
 7月にホセ・アルグメド(メキシコ)を大差判定で破り、8戦全勝(6KO)でIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王座を奪取した"ダイナマイト・ボーイ"京口紘人(24=ワタナベ)が、同級3位カルロス"チョコラティート"ブイトラゴ(26=ニカラグア)を迎え、大晦日の東京・大田区総合体育館で初防衛戦に臨む。
 ブイトラゴは同郷の世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレスの弟分と目される戦績33戦30勝(17KO)2敗1分の実力者。回転力もあって攻守のバランスに優れた選手だが、目をみはるほどのスピードはなく、左ガードが低いこともあって相手がジャブに慣れた後半に攻め込まれる場面が目立つ。現WBA同級王者のノックアウトCPフレッシュマート(タイ)が2度対戦し倒せなかったが、京口の素早い動きに対応できるかは疑問だ。
 初防衛戦だけに京口にもプレッシャーはあるはずだが、先日の発表会見でも弱気を跳ね返すのように「僕の試合でしか見せられないボクシングをしたい。ファンにオッと言ってもらえるようなインパクトを残す」とKO防衛を堂々と宣言。新世代の逞しさを感じさせた。一年を締めくくる大晦日のリングで、ミニマム級のニューヒーローはどんな衝撃を見せるのか――。