ボクシングモバイルニュース
[公開練習]2017.12.16

井上尚弥!スーパーフライ級ラストマッチ!

スーパーフライ級ラストマッチを見よう!
 WBO世界スーパーフライ級チャンピオンで30日に7度目の防衛戦を迎える井上尚弥(24)が16日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。今年の9月に米国デビューを果たしたモンスターナオヤの凱旋試合は、横浜文化体育館で行われる。放送はフジテレビ。
足で避ける!
 この日の公開スパーでは、時折スイッチするなど軽快な動きを披露した井上尚弥は「打ち終わりの空間。打ちっ放しだともらってしまう」と攻守の切り替えの一瞬の間の使い方を課題に挙げた。その上で、「理想的なのは足で避けること。ブロッキングだとどうしてもダメージが残る」とディフェンス進化に自信を示した。
井上親子は最終調整中
 来年2月24日に予定していたIBF(国際ボクシング連盟)王者ジャーウィン・アンカサス(比)との王座統一戦が流れたため、30日に行われる7度目の防衛戦がスーパーフライ級最後の試合となる可能性が高くなった尚弥は「王座統一戦ならばやる意味があるが、できないのであればこの階級で続ける意味はない。スーパーフライ級が頂上決戦とも思わない。バンタム級の方が選手層が厚いし、(チャンピオン達は)みんなシーサケットよりも強い」と主戦場をもう少し歯ごたえのあるバンタム級に移すことを明言した。
バンタム級への移行はスムーズに進んでいる!
 「自分が思った通りのボクシングをしてくれるようになった」と、44ラウンド消化したスパーリングを振り返った父でトレーナーの真吾氏は「スキを見たらすぐ攻撃することができるようになった」と息子の仕上がりに太鼓判を押した。「バンタム級に上げてもやることは同じ。スタイルは変えない」と転級後の方針を語った。
内終わりの空間がカギ
 3度目の正直でIBF王者との統一戦が実現すると確信していたという大橋秀行会長は「来年の1月からサウスポーのスパーリングパートナーを探していた」と肩透かしにあったことを悔やんだが、「まずはバンタム級。フェザー級までは間違いなく大丈夫」と尚弥の転級を後押しする。30日のスーパーフライ級ラストマッチをクリアすることを前提に「来年の5、6月ごろになる」とバンタム級での初戦を迎える時期を示唆した。
30日はフジテレビ!
 30日がスーパーフライ級で戦う井上尚弥の見納めとなることが確実となった。「ミニマム級からスーパーフライ級まではあまり差はないが、同じ軽量級でもバンタム級からは違う」と話したモンスターが、最軽量級の集大成のリングに上がる。